開業１０年

４月で事務所を開業して１０年になります。
本当にあっという間だったなと感じています。　

苦節うん年、２００１年１２月にに税理士試験に合格しました。
受験期間が長かったので、うれしかったのと、とてもホッとしたのを覚えています。
丁度その年の１０月に働いていた会社が事業を閉鎖し、失業中で就職活動をしている最中でした。

でもその時は開業するかどうかは迷っていて、合格後も就職活動を続けていました。
なぜなら、当時は日本経済はどん底でこの先もっともっと悪くなっていくんじゃないかと言われていました。もう少し実務経験を積んで景気が良くなってから独立したほうがいいのかなとも考えていました。

２月になって大手監査法人系の会計事務所の内定が出ました。２日以内に返事をもらいたいと言うことでした。返事の電話をする直前ぎりぎりまで悩みましたが、お断りの電話をしたその時点で独立という決心をしました。

２００２年は日韓ワールドカップが開催された年です。
実はその年の１月が景気の底で、２００２年２月～２００７年１０月までは戦後最長の景気拡大期となり、結果的には一番いいときに開業したことになりました。

関与先ゼロからのスタートでしたが、外部環境の好転と相まって当事務所も少し筒ではありますが毎年事業を拡大することが出来ました。

恥ずかしい話ですが、開業５～６年を過ぎた頃に、やっと何とかこの商売で食べていけるかなという感触を持ちました。（今もそんないたいしたものではありませんが）

正直まだまだ未熟な事務所ではありますが、これからもより良い事務所になるよう努力していきます。次の１０年に向けて一段と成長できるよう頑張っていきます。

今まで支えていただきました関与先の皆様、㈱ＴＫＣ及び関係会社の皆様、ＴＫＣ及び支部の税理士の皆様、仲間の税理士、他の士業の皆様、それから日々一緒に働いてくれているスタッフ、その他多くの関係者の方々に深く深く感謝いたします。

ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。