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160701 ちょっと一息

2023-07-26 13:04:11 | 日記

「人生百年時代」

 

「人生百年時代」という言葉が、80歳の壁を高くしているという。

長寿になったことは喜ばしいが、

「長生きしなければならない」という呪縛にかかっているからだ。

本書はその呪縛を解くヒントに満ちている。

和田さんが長年勤めた浴風会病院は高齢者専門の病院で、

毎年100人ほどの遺体を解剖した。

すると、本人は自覚していないにもかかわらず、

体の中に大きな病巣があり、

それ以外の病気が原因で亡くなっていた、という例が少なくなかった。

 つまり、最後まで気づかない病気がある、ということだ。

癌もその一つだ。

85歳を過ぎた人を解剖すると、

ほとんどの人の体にがんが見つかる、と驚くべきことを書いている。

本人が気づかないがんもあるし、

生活に支障がないがんもあるというのだ。

 ここから導かれる結論は、「80歳を過ぎたら我慢をしない」という生き方だ。

癌にならないために食べたいものを我慢したり、

好きなお酒やタバコを控えたりすることもない。

むしろ好きなことをして気楽に生きるほうが、

免疫力が高まることも分かっており、癌の進行を遅くするという。

 

 


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