今日もいい天気だ。
ありがたい。
洗濯物が清々と干せる。
これはよく書くことだけど、ちょっとした気分の問題というよりは、もう少し切実なのである。
二度目の大腿骨骨折入院の後、おっ母さんはまったく歩けなくなってしまった。
ときどき介護ベッド脇にあるポータブルトイレに移動したいと言うが、もうほとんどはそのまま垂れ流してしまう。
なるべく広がらないように、マットレスの上下、シーツ、敷き毛布の間にバスタオルや風呂場の足服などを挟み込んでいる。
おっ母さんがデイサービスに出ている間に、それを全部洗濯するのだ。
二階の物干し場は結構広いのだが、まさに満艦飾となる。
お天気としてはそよ風の吹く晴天が好きだ。
すぐに乾くからね。
布団も干したいものだ。
今日の青空は本当に気持ちがいい。
大小便はおっ母さんが生きている証。
ありがたいことだ。
▼幻泉館日録:猫の糞尿譚