現代人間論系の新2・3・4年生のみなさんへ
こんにちは。
現代人間論系の主任の大久保孝治です。
いま、それぞれの春休みをお過ごしのことと思います。
さて、3月24日(水)に現代人間論系の論系ガイダンスがあることはすでにご承知のことと思います。新2年生は午後5時から、新3年生と新4年生は(合同で)午後6時から、場所は34号館4階の453教室です。
これもご承知と思いますが、論系ガイダンスよりも前、3月16日(火)・17日(水)の2日間、専門演習の先行登録(0次登録)が行われます。
*科目登録マニュアル参照
http://www.waseda.jp/bun/kamokutoroku/bunko/manual23.pdf
以下、この0次登録と関連して、専門演習についてメールでのガイダンスをしておきたいと思います。
科目登録マニュアルの23頁に載っていますが、卒業のための要件として、自論系の専門演習を、ゼミに所属する学生は16単位(8科目)、ゼミに所属せず卒業研究を選択する学生は24単位(12科目)、卒業までに履修しなくてはなりません。
標準的な履修パターンは、ゼミを選択する学生は、2年の春期・秋期に2科目ずつ、ゼミが始まる3年の春期からは毎学期1科目ずつ、合計8科目(16単位)、他方、卒業研究を選択する学生は、2年生の春期から毎学期2科目ずつ、合計12科目(24単位)ということになります。ただし、これはあくまでも標準的なパターンであって、各年次で選択可能な単位数の上限については科目登録マニュアルのp.20で確認して下さい。
実は、2009年度は、この専門演習で「選外」が多発しました。新3年生・4年生の中には一人で何度も「選外」にあって、困惑された人もいると思います。ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
専門演習には定員というものがあるため、学生の登録希望が集中した科目では必然的に「選外」が多数発生するのですが、それ以外に、学生数に対する科目数の相対的な少なさ、同一の曜限での科目の重なり、「3年生以上が履修可」科目のゼミとの曜限の重複、(標準的な履修パターンよりも)早め早めに科目を履修しておこうという学生の傾向、などの要因が重なって、「選外」の多発という事態が生じたものと考えられます。
そこで、2010年度は、こうした反省点を踏まえて、去年と同様の事態が生じないように(「選外」の発生を最小限に抑えるために)、以下のような対処をいたします。
(1)開講演習科目数を増やす
2009年度は新しい学部の開講3年目であり、完成年度(4年目)までに開講する予定の全科目を開講していたわけではありませんでした。2010年度は完成年度となりますので、専門演習については、未開講だった新しい科目が6つ増えます。
(2)定員を増やす
専門演習の定員を昨年度の30名から40名に引き上げます。この対処法は一長一短で、専門演習というのは少人数で行うのが理想です。しかし、2010年度については、「選外」対策を優先し、定員を引き上げることにしました。なお、演習によっては、希望状況のデータをみながら、定員を越えて学生を受け入れる場合もあります。
(3)科目の時間配置を工夫する
同一の曜限に3つ以上の専門演習が重ならないように配慮しました。また、土曜日に開講する専門演習の数を増やし、1つだけですが、7限開講の専門演習を設けました。さらに、「3年生以上のみ履修可」の科目については、できるだけゼミの時間と重ならないように配置しました。
(4)昨年度「選外」が多かった科目を知らせる
昨年度、「選外」が20名以上発生した専門演習は以下のとおりです。今年度は担当教員が交代したり、曜限配置が変ったものもありますから、あくまでも参考データとしてみてください。
「心と物語」「人物と言説」「クオリティー・オブライフとポジティブシンキング」「現代人のアイデンディティの心理」「哲学的感情論」「実存と他者の倫理」消費社会の論理と倫理」「科学技術の論理と倫理」「身体技法論」「現代人と家族」「現代人と職業」「青年期における逸脱行動」「現代社会とセラピー文化」「自己形成と無我」
以上、専門演習の0次登録にあたってのガイダンスでした。登録のし忘れがないよう注意してください。
現代人間論系主任 大久保孝治