こんばんは。管理者です。
久々の登場で失礼します。
エキストラにはいくつかエキストラの中では当たり前のように思えて、実はよく考えると不自然なことがいくつかあります。
前に新人の女の子を現場に入れた時のこと。
本番で役者さんが会話をしているシーンの後ろをカップルで歩く動きを指示した時時のことです。
テストでいきなり普通にカップルは会話しだしました。
すぐに「ハイ!カット!」
すぐに助監督が「そこのカップルは声出さないで!」と注意しました。
次のテストでそのカップルは声を出さずに歩き出しました。
コツコツコツ…
「足音がうるさいよ!」と録音部さんがカットを出しました。
そうです。声もダメなら音も出してはいけません。
会話の雰囲気は口パク(パントマイム)にしないとダメなんです。
エキストラの身近な疑問法則シリーズ
まず第一弾「なぜ口パクなのか?」
それを検証します。
エキストラは役者と違って声も音も立てずに大人しくしろという意味でしょうか?
それはちがいます。
たとえエキストラでも、出演する人なら誰でも声を出すことはあります。
今でこそVTRでさらにハイビジョン撮影同時録音が当たり前ですが、その昔テレビドラマは映画と同じようにフィルムに録画をしていました。
そして、台詞や効果音等はあとから録音(アフレコ)をしていました。
おそらく、アフレコの場合は「口パク」はまったく意味がないでしょう。
逆に「不自然だからやめろ!」と言われてしまうかもしれません。
ただ、現在ほとんどの場合、VTR撮影で同時録音をします。
要するに撮影時に役者さんの台詞を録音するわけです。
役者さんの台詞だけを録音する為に周りの余計な声や音を遮断する必要があります。
現場で録音部さんは単一指向性のマイク(いわゆるガンマイク)を使います。
それでも高性能が故に周りから反射した音を拾ってしまうそうです。
そんな訳で出来る限り余計な音や声を出さないようにするのが基本です。
完全に「台詞」を録音したものは、撮影→編集作業後にMAといって音を入れる作業で生かされます。
その際に「撮影現場で録音をした台詞」・「効果音」・「ガヤ」・「BGM」などをサウンドトラックにミックスするわけです。
逆に役者さんがいない場面や役者さんがいても、しゃべらないカットの時は声を出して自然に振舞うべきです。
ガヤを録音するときは大いに声を出してください。
助監督さんが声のボリュームを指示しますのでそれに従ってください。
ちなみに、あまり声や音を出さないことを意識しだすとまともに歩けないので、ある程度の慣れが必要です。
あまりにもしーんとなると自分の呼吸も気になります。
そこまで気にしたら大変です。
ちなみに裏技ですが、役者さんが声を出していない瞬間なら多少の音を出しても大丈夫です。
ですから皆さんも気軽に色々な役にチャレンジしてみてください。
ではおやすみなさい。。。
久々の登場で失礼します。
エキストラにはいくつかエキストラの中では当たり前のように思えて、実はよく考えると不自然なことがいくつかあります。
前に新人の女の子を現場に入れた時のこと。
本番で役者さんが会話をしているシーンの後ろをカップルで歩く動きを指示した時時のことです。
テストでいきなり普通にカップルは会話しだしました。
すぐに「ハイ!カット!」
すぐに助監督が「そこのカップルは声出さないで!」と注意しました。
次のテストでそのカップルは声を出さずに歩き出しました。
コツコツコツ…
「足音がうるさいよ!」と録音部さんがカットを出しました。
そうです。声もダメなら音も出してはいけません。
会話の雰囲気は口パク(パントマイム)にしないとダメなんです。
エキストラの身近な疑問法則シリーズ
まず第一弾「なぜ口パクなのか?」
それを検証します。
エキストラは役者と違って声も音も立てずに大人しくしろという意味でしょうか?
それはちがいます。
たとえエキストラでも、出演する人なら誰でも声を出すことはあります。
今でこそVTRでさらにハイビジョン撮影同時録音が当たり前ですが、その昔テレビドラマは映画と同じようにフィルムに録画をしていました。
そして、台詞や効果音等はあとから録音(アフレコ)をしていました。
おそらく、アフレコの場合は「口パク」はまったく意味がないでしょう。
逆に「不自然だからやめろ!」と言われてしまうかもしれません。
ただ、現在ほとんどの場合、VTR撮影で同時録音をします。
要するに撮影時に役者さんの台詞を録音するわけです。
役者さんの台詞だけを録音する為に周りの余計な声や音を遮断する必要があります。
現場で録音部さんは単一指向性のマイク(いわゆるガンマイク)を使います。
それでも高性能が故に周りから反射した音を拾ってしまうそうです。
そんな訳で出来る限り余計な音や声を出さないようにするのが基本です。
完全に「台詞」を録音したものは、撮影→編集作業後にMAといって音を入れる作業で生かされます。
その際に「撮影現場で録音をした台詞」・「効果音」・「ガヤ」・「BGM」などをサウンドトラックにミックスするわけです。
逆に役者さんがいない場面や役者さんがいても、しゃべらないカットの時は声を出して自然に振舞うべきです。
ガヤを録音するときは大いに声を出してください。
助監督さんが声のボリュームを指示しますのでそれに従ってください。
ちなみに、あまり声や音を出さないことを意識しだすとまともに歩けないので、ある程度の慣れが必要です。
あまりにもしーんとなると自分の呼吸も気になります。
そこまで気にしたら大変です。
ちなみに裏技ですが、役者さんが声を出していない瞬間なら多少の音を出しても大丈夫です。
ですから皆さんも気軽に色々な役にチャレンジしてみてください。
ではおやすみなさい。。。