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一般社団法人フォルゲ・ディア

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軍人将棋に強くなるには。 -2

2013年04月24日 | 軍人将棋
 兵法編 そのニ 初志貫徹(初心忘れることべからず。)
 
 この言葉で、功をなし成功した人は多いですね。
 初めに決めたことには。間違いが少なく 正しい事を目 的とするので、
 これを頑固に貫くことは、成功率が高いものと思います。
 序盤に、大将や中将などで敵陣に攻め入って一角を占領。橋頭堡を作りました。
 さて、次どうしようか?
 相手は、陣に罠をはって待ってるかもしれない。
 一気に攻めるのは、どうか?と 迷います。迷った時
 1.結論がでるまで、主力をそれ以上うごかさない(何もしないで待つ)。
 2.情報を得るために 別働隊を動かす。
 3.いったん引く。
 4.(主力を)先に進める。
 上記、1~4の選択になります。 1.については、無難な指し方です。
  しかし、こちらの攻め入ってる駒が、強い駒とばれてる場合には、
  逆側から痛烈な反撃に会うこともあり、その場合ゆっくり模様見をしてると
  手数でまけることがあります。
  しかし、強そうだけど強いとばれてない時は、相手に不気味な存在となって、
  あせりをひきだし無理攻めを誘ったりすることがあります。
 2.については、積極的な指し方です。
  別働隊は、逆側からや 傍らから出動できる様な布陣が、必要になります。
 3.については、正攻法の指し方ではありますが、注意が必要です。
  もしも、大将や中将。特に大将が中心駒となって攻勢をかけている時、
  その駒を引く事は、作戦が露見する可能性が高くなります。
  相手が、その駒を知った上での行動(反撃)に注意が必要となります。
  しかし、その駒が大将であり、相手のやや強い駒(例:味方のタンクが負けた駒など)を
  取って、駒得を果した場合は、じっくり受けて指すことも有力な指し方です。
  駒得してる場合、その後の指しまわしは、相打ち(相殺戦)を繰り返していけば、
  最後に駒得が、生きてきます。
 4.については、貴方が対応に迷ってる場合、一つの有力な指し方です。
  強き心のもと攻めと決め、一方向から強く攻める。
  (反対側は 地雷などで守りを固める布陣とする。)
  強く攻め入った場合は、相手に受ける余裕を与えないほうが良いのはいうまでもありません。
  この場合、地雷をタンクや飛行機場合により少将を使用して露払いを行ない。
  一気に主力(大将&中将)が、なだれ込む。いわゆる速攻戦法もあります。
  スパイは、飛行機で狙いますが、飛行機の捨て場所(大概は、将で取られます)も大事です。
  相手が、速攻を予測して堅く守ってる時は、受けきられた後の駒損が大きく、
  ほぼ 負けますが、軍旗大将、軍旗中将及び司令部大将などの布陣は、攻め味が遅く、
  作戦的に指し切るには苦労します。
  この速攻を受けきって、勝てる布陣はいくつか存在しますが、相手が攻めて来ない時、
  守り側から攻勢をかける時は、攻勢かける為に布陣をくずしていくより無く、
  力が接 近している相手には、それだけで不利になります。
  それで、絶対に受けきるものでないけど、攻め味もあり&少なくても片側の速攻は受けられる
  という布陣が多く採用されます。
  後は、相手の攻め方次第と言う事になりますが、速攻が成功する確率は、
  40~45%程度ということになります。
  そこで、分が悪い(勝率が5割いかない)相手には一番勝負で採用してみることも
  有力な選択肢です。
  また相手の速攻を警戒して、守りの布陣を採用した時は
  やはり初志貫徹です。 相手がせめてこなくても守りに徹しひきわけをねらいます。
  
 初志貫徹し乾坤一擲の戦いを挑んだ例
 
 真珠湾攻撃の日本 軍第3艦隊はこの為に訓練した航空部隊による新戦法を用い
 また第3次川中島の戦いの上杉軍も訓練された騎馬集団の魚鱗の陣形による
 車掛りの戦法が発揮できる機をじっと待って実行されたものです。   
 
 初志貫徹し死中に活を求めた戦い
 
 桶狭間の戦いの織田信長軍
 関が原の戦いの島津義弘軍などは、戦いが始まる前から主将の作戦は決まっており、
 それを見方にも秘匿し作戦の意外性および特に織田軍などは、
 成功に導くための周到な情報網を構築していたこともあり、成功しておりますが、
 普通は、死中に活を求めるのは、失敗例がおおいものです。
 いずれも日ごろから訓練された自軍への強い信頼が無ければ、実行できないし
 それを行なったとしても失敗したでしょう。
 運だけではないと思います。
 初志貫徹で、成功するためには、日頃からの自己の訓練(研鑽と努力)、
 自己の工夫(作戦の意外性)、良きアドバイス、良い情報に耳を傾け、その事を心に刻み、
 そして、何より培った力と判断に対する、強い自信が必要です。
 
 -記- taisyoo
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