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童謡ブログ/みんなで楽しく歌いましょう

心のふるさと童謡はみんなで歌ってこそ楽しいものです。さあ、あなたも佐倉童謡合唱団のみんなと一緒に楽しく歌いましょう!

旅愁

2010-11-03 | 11月の練習曲

「旅 愁」   

犬童球渓(いんどうきゅうけい)作詞・オードウェイ作曲

 


更け行く秋の夜 旅の空の


わびしき思いに ひとりなやむ


恋しやふるさと なつかし父母


夢路にたどるは 故郷の家路


更け行く秋の夜 旅の空の


わびしき思いに ひとりなやむ




窓うつ嵐に 夢もやぶれ


遥けき彼方に こころ迷う


恋しやふるさと なつかし父母


思いに浮かぶは 杜のこずえ


窓うつ嵐に 夢もやぶれ


遥けき彼方に 心まよう

 

 

 

<一口メモ>

 

「旅愁」は、明治40年(1907)に
「中等教育唱歌集」に掲載されたことで全国に広ったようです。


原曲はジョン・P・オードウェイ(John P. Ordway)による
“Dreaming of Home and Mother”(家と母を夢見て)という作品。

日本語の歌詞を作った犬童球渓(いんどう・きゅうけい)は
熊本県人吉市出身。

東京音楽学校(現・東京芸大音楽学部)を卒業した後、
兵庫県の中学に音楽教師として赴任、そのご新潟の女学校へ転任。

この新潟赴任中に、
原曲に出会って作詞したのが「旅愁」で、
この歌詞には、
教師時代に味わった挫折感と、故郷熊本への郷愁が
色濃く反映されている、と云われています。


「旅愁」は平成19年(2007年)に日本の歌百選の1曲に選ばれています。