「夕焼小焼」
中村雨紅作詞 ・ 草川信作曲
夕焼小焼で 日が暮れて 山のお寺の 鐘がなる
お手々つないで 皆かえろ烏と一緒に 帰りましょう
子供が帰った 後からは円い大きな お月さま
小鳥が夢を見る頃は空にはきらきら 金の星
<一口メモ>
中村雨紅の作品の中で
最も広く親しまれているこの歌は
大正8年(1919年)に発表され
草川信が大正12年(1923年)に曲をつけた童謡。
美しくも、ちょっぴりもの寂しい田舎の夕暮れを詠った叙情的な歌詞に
ゆったりとして歌いやすいヨナ抜き音階の曲がよくマッチしていますね。
作曲家の草川信は
童謡運動の旗手として活躍した人で著名な作品には
「揺籃のうた」「どこかで春が」「汽車ポッポ」「緑のそよ風」などがあります。