「紅葉(もみじ)」
高野辰之作詞・岡野貞一作曲/文部省唱歌(二年)
秋の夕日に照る山紅葉
濃いも薄いも数ある中に
松をいろどる楓や蔦は
山のふもとの裾模様
♪
渓の流に散り浮く紅葉
波にゆられて離れて寄って
赤や黄色の色様々に
水の上にも織る錦
秋の深まりと共に
紅葉前線が北海道から徐々に南下しています。
北海道の見頃はこの10月、東北地方が11月、
その他の地域は11中旬から12月上旬頃だそうです。
1番の歌詞にある「照る山紅葉」とは、「照り映える山紅葉」、
もっと判り易く云えば、
「夕日に照らされて美しく映える山紅葉」
と云う意味ですね。
この歌は明治44年に小学校2年生用の文部省唱歌として
『尋常小学唱歌(二)』に発表されて以来、
秋の定番曲の一つになっています。
「春が来た」「春の小川」「朧月夜」「故郷」などの