8ビートと16ビートは何が違うのか?

8ビートと16ビートでは叩き方にどんな違いがあるのか事や、4ビートとシャッフルビートの違いについても解説します。

ドラムのビートパターンとは?

2021-12-12 09:51:55 | ドラムのビートパターン

ドラムのビートパターンとは、8ビートや16ビートのように、特定の名前が付けられている叩き方の事です。

ドラムのビートパターンは、基本的には、一小節の範囲で考えられていて、その中でドラムセットの各打楽器を”どういう叩き方をするのか、どのタイミングで叩くのか”という事によって、ビートパターンが分けられます。

標準的なドラムセットで使われる打楽器
標準的なドラムセットで使われる打楽器

ですので、4ビートやシャッフルビートなどのドラムのビートパターンが、どういった叩き方をするのか覚えるには、まず、標準的なドラムセットで使われる打楽器の名称と、ビートでの役割、基本的な叩き方について覚えましょう。

ビートを叩くための3つの打楽器

ドラムの全てのビートパターンは、ドラムセットの3つの打楽器によって叩かれます。

  • ハイハット / Hi-Hat
  • バスドラム / BassDrum
  • スネア / Snare
ハイハット・スネア・バスドラム
ハイハット・スネア・バスドラム

この三つの打楽器は、ビートを作るための重要な役割の打楽器なので、「三点セット」と呼ばれます。

ハイハットの役割と叩き方

ハイハットは、二枚のシンバルが重なっている打楽器で、ハイハットスタンド下にあるペダルを踏むことで、二枚のシンバルの開閉を行い、「チチチチ」や「シャシャシャシャ」というシンバルの音色を使い分けます。

ハイハットスタンドとペダル
ハイハットスタンドとペダル

ハイハットは、8ビートや16ビートにおいて、細かくリズムを刻む役割の打楽器として用いられます。

また、ハイハットの代わりの打楽器としてライドシンバルを叩いたりもしますが、16ビートにおいては、ドラムセットの打楽器の位置の関係上、ハイハットで叩く16ビートとライドシンバルで叩く16ビートでは、細かくリズムを刻む方法が少し異なります。

Ride Cymbal
ハイハットの代わりに細かくリズムを刻む打楽器の「ライドシンバル」(Ride Cymbal)

バスドラムの役割と叩き方

バスドラムは、ドラムセットの中央に地面と接する状態で設置される打楽器で、ドラムセットの中で最も低い音域の音を出す太鼓の打楽器となっています。

バスドラムとペダル
バスドラムとペダル

バスドラムは、スティックで叩かずに、バスドラムのリムに金具で止めてあるペダルを踏んで叩きます。

ビートの中では、バスドラムをビートの区切りを明確にするために叩かれたり、速度感を作り出すために用いられる打楽器となっています。

また、メタルやハードロックなどのジャンルにおけるドラムセットでは、バスドラムを二つセットして、ツーバスのドラムセットとして、「ドドドドド」というように、バスドラムを連打するような叩き方をしたりもします。

ツーバスのドラムセット
ツーバスのドラムセット

スネアの役割と叩き方

スネアは、スネアスタンドに乗せて設置されている少し胴が浅めの太鼓の打楽器です。

スネア
スネア

ビートの中において、スネアはアクセントを付ける役割の打楽器として用いられます。

例えば、表打ちのビート、と呼ばれるビートパターンでは、スネアを拍の表で叩くことで、拍の表にアクセントが付いているビートなっています。

逆に、8ビートやダンスビートといったビートパターンでは、スネアを二拍目と四拍目の表に叩くことで、二拍目と四拍目にアクセントが付いていると感じられるビートになります。

ビートは3点セットの叩き方の組み合わせ

先述しましたが、ドラムの全てのビートパターンは、基本的に、ハイハット・バスドラム・スネアという三点セットの叩き方の組み合わせで作られます。

例えば、8ビートというビートパターンではハイハットを8回叩き、16ビートではハイハットを16回叩きます。

ハイハットは8ビートでは8回・16ビートでは16回
ハイハットは8ビートでは8回・16ビートでは16回叩く

そして、バスドラムを小節の頭、スネアを二拍目と四拍の表に叩くと、8ビートと16ビートになります。

ですので、ドラムのビートパターンを叩けるようになりたい場合や、DTMなどでドラムパートの打ち込みを行えるようになりたい場合には、まず、この3点セットの役割と叩き方を覚えましょう。



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