4ビートは、基本パターンのビートで叩かれる事もありますが、主にシャッフルビートとスウィングビートといったビートパターンで叩かれます。
シャッフルビートとは、ビートを叩く際のリズムを主にシャッフルのリズムで叩くビートパターンの事です。
シャッフルと言うのは、上の画像にあるように、八分三連符の真ん中の音符を八分休符にした中抜きのリズムの事で、「チッチ・チッチ」というリズムの事です。
シャッフルビートでは、この三連符の中抜きのリズムであるシャッフルでハイハットを叩き、スウィングビートでは、シャッフルのリズムと一拍のリズムを組み合わせてハイハットを叩きます。
シャッフルビートの叩き方
シャッフルビートも、8ビートや4ビートと同じく、バスドラムは一拍目と三拍目の表、スネアは二拍目と四拍目の表で叩きますが、ハイハットだけシャッフルのリズムで叩きます。
シャッフルのリズムでバスドラムやスネアも叩く
また、スネアやバスドラムの叩く箇所を変えたり、増やしたりして、別パターンのシャッフルビートを叩く時は、バスドラムやスネアも三連符のリズムで叩くようにします。
ただ、実際に譜面上でシャッフルのリズムを使う際には、毎回三連符で表記するのは面倒なので、譜面の始めに、下の画像の様に、楽曲で使う音符が三連符として使われるという事が表記され、通常の八分音符などを繋げた連符も三連符としての意味合いになります。
スウィングビートの叩き方
シャッフルビートは主にブルースなどで叩かれますが、ジャズではどちらかと言えば、スウィングビートで叩かれる事が多いと思います。
スウィングビートというのは、シャッフルビートの一拍目と三拍目におけるハイハットをシャッフルのリズムでは叩かずに、一拍の長さで伸ばすようにするビートです。
一拍目と三拍目を一拍の長さで伸ばして、二拍目と四拍目をシャッフルのリズムにすると、「チ・チッチ・チ・チッチ」という感じで、二拍目と四拍目で引っ張られて、ゆったりとしているのに前のめりっぽいリズムになります。
オープンハイハットを使う
また、スウィングビートでは、一拍目と三拍目におけるハイハットをオープンハイハットにして叩くことが多いです。
※ 譜面上では、ハイハットがオープンになった事を表すために、ハイハットの「×」印の音符の上には「〇」のマークが付くようになります。
一拍目と三拍目のハイハットをオープンで伸ばす事で、「シャー・チッチ・シャー・チッチ」というように、リズムの流れがせき止められて解放されるような感じになります。
また、スウィングビートでもバスドラムとスネアはシャッフルのリズムで叩きます。
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