今をときめく文章家であり、フォトグラファーであり、
音楽なんかもやっちゃってるリリー・フランキーさんの本に
語尾が原因でまったくモテナイ男子の話が載ってた。
彼はルックスも性格も良いのに、
なぜかモテナイのでその原因を
近しい女子に尋ねたところ、
だってあの人、語尾に「ミソ」って付けるじゃん、
と、みんなが口をそろえたらしい。
え・・・それだけ?!・・・
というのいはリリーさんの感想だけど、
わたしも、おんなじこと思った。
ミソのせいで?!
ミソ程度で?!
ミソごときで?!
顔とか性格とかを上回る何かが生まれちゃうの?!
と、まあそんときは思っていたんだけど、
実際「ミソ」を聞いてしまうと
その威力は絶大です。
即効でなんかがキマス。
こーしてミソ、とか
あーしてミソ、とか
会社の人が言うのよ。
わかんないことあって質問すると、
大概、語尾に「ミソ」付けて答えてくれるのよ。
しかも何が凄いって、
「ミソ」には慣れないのが凄い。
もうかれこれ2年くらい同じ職場だけど慣れない。
あー言うなー、ってわかってても、
「ミソ」が出てくると
凄い力で空気を遠くの方に動かします。
ね。
ちなみに、
この方は女性です。
40代後半独身です。
独身だけど、バツ1・バツ2・バツ3・・・
かも知れないから一概にモテナイとは言えないけど、
わたし的ミソの威力を知るには充分でした。
ステキな男の子とご飯食べてて、
「味見してミソ☆」、とか言われたら、
たぶん、ひくし。
わーい、って素直に笑えないし。
でも、
ミソには恋は壁を越えて欲しい。
てか、
超えてくれ。