大野雄二(p.) トリオライブ

大野雄二(p.)村田憲一郎(ds.)俵山昌之(b.)

映画「人間の証明」で大野雄二氏の音楽に触れて以来30年、ついに御本人にお会いする事ができた。
場所は飯倉の「BOSTON DREAMS」。
例によってライブ当日に電話をして予約、本当のファンならもっと早くチェックしとけと…思いたくなる。
店に入るとカウンター席の一番端に案内される。
座ってみると少し高い席で店全体が見渡せそうな感じ。
ちょっと小腹が空いていたのでドライカレーとジンジャエール(辛口)を注文した。
しばらくすると会社員風の二人連れが入ってきて中央のピアノの横に座った。
そのひとりの方が大野雄二氏御本人と気づきチョット舞い上がってしまった。
そして、先日発売された「SEVEN DAYS RHAPSODY」などのCDがテーブルに並べられると、早速自分も購入し氏のサインまでも頂いた。

ライブが始まると鍵盤を弾く氏の様子が背中越しによ～く見える。
曲は「センチメンタルジャーニー」「フライ・ミー・トウ・ザムーン」などスタンダードナンバーからルパンまで。
特に「ラブ・スコール」はボサノバver.でとてもいい雰囲気だった。
ノッテくると右足を上げながら弾いたりする氏のスタイルも見れて嬉しかった。
メンバーは他に、昼間は歯医者さんで人の痛みがわかるドラマー村田憲一郎氏。
自然食を愛し“健康のためなら死んでもいい”というベーシスト俵山昌之氏。
いずれも大野氏のメンバー紹介でのコメントだがウイットに富んだMCで大いに盛り上がっていた。
時間の都合で1st.ステージしか見られなかったが、長年の夢も叶い思い出に残る夜だった。

2006/09/28　飯倉BOSTON DREAMSにて。