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CDレビュー日記

購入したCDを勝手にレビューする日記
かなり主観的

凛として時雨『still a Sigure virgin?』 レビュー

2010年09月27日 00時07分22秒 | Weblog
1. I was music ★★★★
#4以来の歌い出しから始まる一曲目。
「いいよおかしなって」という囁きからの超展開は正に時雨。
サビの345ボーカルがライブとは違ってウィスパー気味なのがちょっと肩透かしだったかな。
後半のピエール中野によるツインペダルはヤバイです。

2. シークレットG ★★★★
雑誌等のインタビューでこの曲だけ言及されていなかったので何だか心配してたのですが
それはいらない心配だったようで。
ラストの怒涛のサビはこれまた時雨らしさ全開で素晴らしい。
どことなくCOOL Jっぽいのは二曲目だからか?

3. シャンディ ★★★★
凛として時雨史上初、TKがギターを降ろしピアノを弾いて歌う曲。
打ち込みも使用して中々挑戦的な曲。ピアノリフが延々と続いて何となくテクノっぽい。
また1つ時雨の音楽性に幅が広がったのがよく分かる。

4. this is is this? ★★★★★
V系のような不穏なイントロから始まる曲。
ピアノに続きこちらは12弦ギターを使用。
静から動へと移っていく流れがとても綺麗で、後半のTKによるソロタッピングが凄まじくてアガる。
そして最後は動から静へ移って終わる。
雰囲気的には前作のmib126に近いような気がする。

5. a symmetry ★★★★
いきなり轟音から始まる。
今作で一番カオスな展開を持った曲じゃないかな?
TKの絶叫シャウトと綺麗なファルセットのギャップがまさにアシンメトリー。

6. eF ★★★★
初のドラムレス、弾き語り曲。
ドラムのピエール中野は何をしてるかというと何とギターに挑戦。
これまた時雨初の試み。
インタビューでギターは苦手と言ってた中野氏ですが上手いじゃないですか。
今作の中では一番ライブで見てみたい曲。どうなるんだろ?

7. Can you kill a secret? ★★★
明らかに宇多田ヒカルのあの曲をパロったタイトル。
「暴力的なスピードで服を脱いで未来にシャッター」というシュールな歌詞に笑ってしまった。
TK天才すぎるだろ・・・。
ただ、曲としてはあまり好きではないかな。
なんとなくブリッジのような感じがした。

8. replica ★★★★
ライブでは早い段階で公開されていた曲。
その当時のネットにあったレポートで「ラストダンスレヴォリューション+テレキャスターの真実」
という感想があったのですが確かにそんな印象。
ただ想像していたものよりもかなり複雑かつ激しい。
TKと345の絡み合うボーカルが最高で、時雨が得意なラストに現れるサビもすごくいい。

9. illusion is mine ★★★★★
345がメインボーカルを務める最後の曲。
今作中で一番メロディが綺麗でキャッチー。アレンジも幻想的。
345の透き通ったボーカルが最高。
そしてラストの転調とまさかのポジションチェンジにはテンションを上げざるを得ない。
今回のアルバムで一番好きな曲です。


総評:★★★★★
凛として時雨1年と4ヶ月ぶりの3rdアルバム。
今作は作詞作曲、アレンジ、ミックス、マスタリングを全てギターVo.のTKが担当。
それだけあって色々と挑戦的だった前作と比べても、ピアノや打ち込み、ボーカルのエフェクト、空間処理など
1曲1曲の作り込みが半端じゃない事になってる。
9曲、約37分とフルアルバムとしては少なく短いのだが、それを感じさせない濃度で攻めてくる。
ただInspiration is DEADまでの初期衝動的な時雨が好きな人はあまりピンと来ないかも。
個人的には最高傑作。
ただ時雨処女の人には濃すぎてオススメできないw
入門用は前作のjust A momentか1stミニアルバムのFeeling your UFOが一番だと思います。
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