美容医療において、高周波(RF)を利用したリフティング機器は、
皮膚を切らずにたるみを改善できる選択肢として高い支持を得ています。
本記事では、韓国でも導入が進んでいる
「サーマクールFLX」について、
これまでご紹介してきたオリジオ/オリジオXと比較しながら、
その構造・適応・効果の違いを詳しく解説します。
🔍 サーマクールFLXとは?
サーマクールFLXは、アメリカのSolta Medical社によって開発されたRF高周波リフティング機器です。
2002年に初代モデルが登場して以降、進化を重ね、現在のFLXは第4世代にあたります。
FLXでは、真皮深層〜脂肪層まで熱エネルギーを安定的に届けることで、
肌内部のコラーゲン変性と再構築を促進し、引き締め効果とリフトアップ効果を発揮します。
また、先端に搭載された冷却機能とバイブレーションテクノロジーにより、
従来のサーマクールよりも痛みが大幅に軽減され、施術中の負担も最小限に抑えられています。
🔬 オリジオ/オリジオXとの違い
韓国でも人気のオリジオ(Oligio)およびオリジオXも、同じく高周波エネルギーを利用したタイトニング機器ですが、
その照射深度・目的・効果の強度には明確な違いがあります。

オリジオは「肌質改善」や「予防的ケア」に優れており、オリジオXは部分的な引き締めに有効です。
一方で、サーマクールFLXは皮下脂肪層にまで熱が届くため、より根本的かつ立体的なリフトアップが可能です。
📌 サーマクールFLXが適しているケース
以下のような方には、FLXによる施術が特に推奨されます。
💜 フェイスラインのたるみ、ぼやけた輪郭が気になる
💜 マリオネットライン・口元のもたつきが出てきた
💜 糸リフトや手術には抵抗があるが、本格的な変化を求めている
💜 他のRF施術で満足できなかった
特に、皮下脂肪層が下垂し始めた30代後半以降の方には、明確な効果が期待できます。
✅ 医療機関での設計照射が重要
サーマクールFLXは、出力・照射深度・面積が大きいため、
医師による顔構造の分析と照射設計(デザイン)が非常に重要です。
ON医院では、皮膚科専門医が個々の皮膚厚・脂肪量をもとに出力を調整し、
適切な照射ラインでリフトアップ効果を最大限に引き出します。
📝 まとめ
高周波タイトニング機器の中でも、サーマクールFLXは
効果の深さ・持続性・即効性のすべてにおいてトップクラスの性能を持ちます。
同じ高周波機器であっても、アプローチ層や目的によって適応は大きく異なります。
オリジオ/オリジオXは浅層のハリ改善、サーマクールFLXは中〜深層の輪郭リフトアップに適しています。
患者様の年齢、肌厚、脂肪量によって適切な選択が変わりますので、
施術を検討される際は、医師による診断のうえで判断されることを推奨いたします。
次回は、
真皮層への注入によって弾力とボリューム感を取り戻す
「レティゼン」について詳しくご紹介いたします。
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