心の余裕

☆心の余裕

ある方が言いました。
ご自分は少しハンディがありますが、もっと大変な状態の方を介護されている女性がいて、それだけでも頭が下がるのに、「私はもっとハンディを抱えた方のお世話がしたい・・・」とおっしゃっていたのを聞いて感動したとお話してくださいました。
その女性は８０歳くらいの方のようです。
ご自分でも体力的に大変であるにも関わらず、心から人のお世話がしたいと言える・・・
素晴らしいことだと感じます。
自分より弱いものは、助けてあげたい・・・まさに究極の愛です。
このお話を聞いて、自分がいかに自由で五体満足でどれだけエネルギーを持て余しているか？
もし不満や不安に駆られるのだけのエネルギーが余っているのであれば、もっと他にエネルギーを使うべきだとも思いました。

この女性のように、少しでも自分にエネルギーの余裕があるのなら、余計な事に神経を集中することなく、もっと困っている人に使うべきだと考えられる心の余裕・・・！
これは心の余裕、人間の大きさとしか言いようがありません。
この美談を通して、いかに人は雑念や目の前の状況だけに振り回されゆとりを失くしきっているかということが解ります。
許容範囲の中の配分を心得ている方かな？
上手くバランスよく、自分の範囲の中で、十分自分を生かしきることを知っている・・・
どんな人にも、定められた範囲があります。仕方のない事です。
その中で、どれだけの自分を表現していくか？
どれだけの満足する時を積み重ねることが出来るか？
目の前の題材を生かしきる生き方が出来たら素敵ですよね＾＾

人は今の自分と向き合い、今の自分で生きるしかないのです。
高望みしても、全く違う自分を夢見ても、現実を無視して逃避しても、地に足をつけた人生は歩めないのだと思います。
今の自分を愛し、今の現状を受け入れ、与えられた環境の中でいかに自分らしさを最大限表現していくか？
誰しも自分の置かれている辛い状況から逃げて、もっと夢のような人生が訪れないかと望みたいところですが、そうとばかりはいかないところですよね＾＾；
縁あっての自分の置かれている環境なわけですから、与えられた環境を恨んだりせず、その状況・環境をどうアレンジしていくかで快適な環境にも学びにもなっていくはずです。
そして心の平安にも繋がっていくはずです。

相手を慈しむことの出来る方は、結果的には自分自身をも大切にしていくことになるのではないかと学ばされます。
与える・・・簡単に言葉にはしますが、行動には中々移せない言葉でもありますね＾＾

与えると言う言葉は欲を持たない言葉ですね。
与えるということは、我欲や執着、雑念などを超越した行動でもあるようです。
この行動がとれる人は、相手の幸せを純粋に願い、相手の喜びを自分の事のように喜ぶことが出来る人でもあります。

さて余計な雑念に縛られることなく、ノビノビと自分を発揮していくぞ！
限られた範囲の中ではありますが、自分だけの誰にも真似できない自分らしい人生を創造していきましょう！
自分を大切にすることとは、甘やかすのではなく、見逃すことでもなく、虚像を生きる事でもなく、今の自分を生かしきることのように思います。
素材を生かす・・・とよく言いますよね＾＾

今日からでも遅くはありません。
エネルギーの有効活用始めませんか？.