豫洲楽所ブログ

愛媛県の浄土真宗の僧侶により発足した雅楽会です。
法要への出仕や、地域行事への訪問演奏などを行っております☆

東儀秀樹氏 講演会

2021年10月25日 | 演奏会
2021年(令和3年)10月17日に松山市仏教会主催の講演会がありました。
昨年はコロナの影響で中止(延期)になり、今年に持ち越されました。


東儀秀樹氏をお招きしてのトーク&ライブ・ショーです。
東儀秀樹氏は、雅楽の素晴らしさを皆さんに知ってもらおうと様々な現代曲やポップスなどを雅楽の楽器で演奏される、今話題の雅楽師です。




今回の講演会は松山市の仏教会(伝統仏教教団の連盟)によるものですので、ご講演の前には法要を勤めます。特に今年は新型コロナウイルス感染でお亡くなりになられた方やその関係者への哀悼の意をこめてのお勤めとなります。

その法要での献楽としての雅楽の奏楽をお願いされました。プロの雅楽師のいらっしゃる席での奏楽はなんとも畏れ多いことです…。

松山市コミュニティセンターキャメリアホールでの講演会です。私たち豫洲楽所にとってはとても大きな舞台です。少なくなってきたとはいえ、コロナ禍ですので座席は一つ飛びです。





手製の雅楽の舞台を作っていきます。
設営などは(株)寺田商店さま、ホールのスタッフの皆様にご協力頂きました。






楽器なども用意していきます。





綺麗な舞台が整いました!













リハーサルの様子


本番!馴染み深い平調越殿楽です。(浄土真宗では慣習的に「越天楽」ではなく「越殿楽」と表します)


雅楽の奏楽とともに仏教各派の僧侶が出てこられ勤行をします。この度はコロナ対策としてやむを得ず、導師以外は黙読という形となりました。



法要後、東儀秀樹氏のトーク&ライブショーです。
残念ながら東儀秀樹氏の講演会は撮影、録音不可のため画像はありません。



東儀秀樹氏から、是非次回も!次は何か一緒にやりたいですね、というとても有難いお言葉を頂きました。

次のご縁までにも研鑽に励みたいと思います。





なお、現在、雅楽にとって非常に大切な鵜殿(うどの)のヨシ原が大変な事態となっています。
東儀秀樹氏の演奏している楽器、篳篥(ヒチリキ)のリードの部分は葦(蘆、ヨシ、アシ)という植物が使われています。これは替えのきかないものです。その葦の産地が大阪府高槻市の淀川の河川敷「鵜殿(うどの)」にあります。しかし、新型コロナの影響により葦にとって大切な蘆原焼きが2年連続で行われずヨシが育たなくなってしまいました。
このままでは1000年以上続いてきた雅楽が途絶えてしまいます。
この問題を少しでも知って頂きたく、以下にリンクを貼ります。よろしければ今後署名活動がある際にはご協力をお願い致します。(第一回の締め切りは10/29です)

東儀秀樹氏のYou Tubeです↓

「このままでは雅楽は滅亡」


高槻市の鵜殿紹介ページ





最新の画像もっと見る

コメントを投稿