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オッホの森 ≪イーハトーブ事件簿≫

宮沢賢治、わんこそばを中心に岩手県花巻地方の出来事を紹介。

わんこそばの新情報

2021年09月18日 | グルメ
平成13年に花巻そば友の会から発行した『わんこそば なっても』は、友の会前会長の嘉司屋・佐々木喜太郎氏の強い希望により研究途上で出版してしまったので心残りだった。
そこでその後も研究をつづけ、先月(2021.8.31)歴史と文化に関する部分を増補改訂して自費出版することが出来た。

平成13年発行の旧著


今年8月発行の新著

これで安心してあの世へ行けると思っているが、この本に興味を持った大槌の方から注文があり送ったところ、大槌にもわんこそばがあったという情報をいただいた。
昭和13年に国鉄山田線・大槌駅が開業した当時、花巻の梅津喜八の四男喜兵衛が駅前に「安兵衛食堂」を開店したのである。そばが主メニューだが、川開き時期の「はらこそば」が名物であり、「わんこそば」も提供していたという。

開業当時の安兵衛食堂『宮古・釜石・気仙・上、下閉伊の今昔』より


昭和27年発行『大槌町勢要覧』より。創業者が花巻出身とは言え、当時すでに「わんこそば」は花巻名物だったのであろうか。

この安兵衛食堂は昭和51年頃に「梅津会館」というビジネスホテルに転向したが、東日本大震災による津波で消滅してしまった。

ようやく食べた「だまこ汁」

2019年06月15日 | グルメ
東和町の産直「あおぞら」には時々寄るのだが、そこの食堂入り口に「だまこ汁」という不思議なメニューが貼ってあり、以前から(どんなものかなー?いつか食べてみよう)と思っていた。

文献調査で東和図書館に行ったついでに、今日の昼食はどこにしようかと考えていたら「ハッ」と思い出し、ついに食べることになった。
スタッフに尋ねたところ、「だまこ」とは米粉と片栗粉で作った団子のようなものとのこと。これを「ひっつみ(すいとん)」と同じように野菜とともに澄まし汁にした物とのこと。写真を見れは一目瞭然。


味もやはり「ひっつみ」風。

メニューにはだまこが5個入った「銀だまこ」350円と10個入りの「金だまこ」500円があるようです。

食後、萬鉄五郎記念館を見学したのだが、行く途中で見つけたのが「愛宕神社の種まき桜」の案内板。桜の時期はとっくに過ぎているが場所を確認したかったので帰りに寄ってみた。
花巻市の天然記念物に指定されているので、来春はぜひ見に来たい。

樹勢も元気で立派。

花巻サイダー

2019年03月10日 | グルメ
マルカンビル1Fでカフェ・カウンターの横をフト見ると、「オッ!何だこれは!初めて見た。」

ラベルに大きく「花巻サイダー」と印刷されたビンがあるではないか。

昔、昭和初期には大内商店(稗和清涼飲料)が作っていた「昭和サイダー」が、戦後には朝日屋(朝日食品工業)が作っていた「アサヒサイダー」があったが、いずれもとっくの昔に消滅している。

この「花巻サイダー」の製造元は不明だが、販売者はたこ焼きが有名な東和町の「松葉商店」だ。地サイダーとして頑張ってほしい。


春の味覚

2019年02月28日 | グルメ
2月も今日で終わり、明日からはいよいよ弥生三月待ち望んでいた春!

暖かくなってきたし、日の出は早く日没も遅くなって明るい時間が長いことは何となくうれしい!

ということで我が家の庭にも春が顔を出していた。ふきのとう、方言で「バッケ」という(時としてお婆さんを指すことも)。

そこで今晩のおかずとして収穫し、天ぷらにした。半分以上食べてから思い出して撮影したので少なくなっているが、ほろ苦い独特の味に春の訪れを感じ取る。

小さい幸福!


ボリューム満点の味噌ラーメン

2017年12月21日 | グルメ


資料閲覧とコピーのため、盛岡の岩手大学図書館へ行った。あらかじめメモしておいた図書データを窓口職員に渡したので、速やかに目的の雑誌が手渡され、閲覧・コピーとも順調に終了。
これまで利用してきた県立や市立の図書館と比較して非常に手続きが簡単で、コピー枚数の確認もなし、今後も大いに活用したいと思います。

車に戻って時計を見ると11時前。まだ早いので入院している友人の見舞いに‥と思ったのだが、その病院では見舞いは午後しかできないので中止して帰途につく。
 空腹を覚えたので、途中でどこかおいしいラーメン屋によることにする。そこで思い出したのが「ももどり」。都南病院の近くにあるのだが、盛岡に通勤していた頃はよく寄った店だ。
 最近、満足できるおいしい味噌ラーメンにありついていないので、この店では未経験の「味噌」を迷わず注文。

漫画「ゴルゴ13」を読みながら待つこと少時。カウンターの目の前に置かれたラーメンを一目見てびっくり!丼からこぼれ落ちそうな山盛りの野菜!ご親切に空の小丼が付き、「食べにくいときは使ってください」と店員がとりわけを勧めるが、そのまま箸をつけた。
 まずキャベツやもやし、ネギ、人参というテンコ盛りの野菜に箸をつける。次におもむろに野菜の山の下に箸を突っ込み、麺を探って掴み出すと札幌ラーメン風の太麺がでてきた。うまい!スープもレンゲですするとアッサリ系の好みの味だ。
 食べ進み、半ばを過ぎたあたりで「ん?」。ナント麺の下にもまたまた野菜の山が入っていたのだ!

味・ボリュームとも大満足の昼食となった。4号線を利用する方で知らない方は一度行ってみてください。ラーメンだけではなく、定食類もおいしいですよ。