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やさぐれ拳士の稽古手帖

故合って少林寺拳法に転籍した四十雀拳士。
日々の稽古で気がついた点を気ままに書き遺しておきたい。

義和拳第一系考察

2012-10-06 02:34:13 | 単演型考察
義和拳第一系、用意 結手構えから中段構え。

(一)(二)の号令で千鳥入身して上段順突き、中段逆突きの連突き。
(三)(四)の号令で順退りして後手で外受け、前手で内受け、打落受けの連受けで仁王受けしつつ、順蹴り、一字構えとなる。
(五)全転換して中段構え。

千鳥に入って上中二連突は少林寺拳法のオーソドックスな基本攻撃。
少林寺拳法は守主攻従を原則としているので、相手の攻撃をかわしながら、ということなのだろう。

ところで、問題はここから。

号令が別れているが実は別々の技ではない、という点。
(三)(四)の動作は先の上・中二連突きが外れた場合、もしくは十分出なかった場合に、体勢をたてなおしつつ、相手の攻撃を防ぎながら蹴りで反撃する一連の技。
あるいは、先の連突きを誘いと考えることもできる。

仁王受けは中段突きでガラ空きになった上段に対する反撃を想定しているが、ここでも流水のフォームが活きてくる。

順蹴りは直蹴りだけでなく廻し蹴りなどでも練習する。
いずれにせよ、仁王受けの打ち落としと同時に蹴る位の速さが必要。
号令に合わせて行う稽古とは別に、一連の動作を区切らずに連続して行うと、この型の持つ本来の意味がよくわかる。

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1 コメント

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Unknown (たすけ)
2019-12-11 23:36:22
五の号令は五だけではなく五、六で、全転換しながら打払受して下段構えになり、中段構えになります。
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