バッグにはクリプトナイト

【La kryptonite nella borsa】

イタリア映画祭に行って来ました。

今年はこの一本『バッグにはクリプトナイト』です。



脚本家(『明日のパスタはアルデンテ』『ミラノ、愛に生きる』)、作家、翻訳家と多才なイヴァン・コトロネーオの初監督作。1970年代のナポリで、大家族の浮き沈みが笑いに包まれながらしっとりと物語られる。
監督さんのイヴァン・コトロネーオ
こちらでは
「ダブルボディ」と「明日のパスタはアルデンテ」


二つ前の記事「メリッサ・Ｐ」のルカ・グァダニーノ×イヴァン・コトロネーオそしてティルダ・スウィントン主演の「ミラノ、愛に生きる」は昨年末公開していたのだった。見逃してた！！
6月にDVD発売よかった
見なくちゃ！！




9歳のペッピーノには、自分がスーパーマンだと信じている風変わりな従兄がいた。ちょっと騒々しくも微笑ましい家族だったが、従兄が突然亡くなってしまう。調和は崩れ始め、ペッピーノは先行き不安な生活に向き合うことになる。11年ローマ国際映画祭コンペ部門出品。


学校では分厚いメガネのせいでいじめられっ子のペッピーノだが、
家では、大家族の中で可愛がられて暮らしている。


なかでも特別なのは
もちろん母と

いつもスーパーマンのかっこをしているジェンナーロ



ところがジェンナーロが交通事故で亡くなってしまって…
母も父の浮気を知って寝込んでしまう。


ペッピーノの放課後は無職？？の叔父叔母のふたりに預けられることになって

彼らに連れられて大人の世界(？？)を垣間見たりする。

父はペッピーノを元気づけようとひよこを買ってくるが…

それでも彼女と別れないのはイタリアの男！！
こんなタイプってもてちゃうんだよね～

ジェンナーロもペッピーノの空想の中に度々あらわれては励ましてくれる。




ある日あらわれたジェンナーロはカッコいいスーパーマンで
ペッピーノを兵舎の屋根の上に連れて行ってくれる。

兵士の裸をみるとドキドキしちゃうんだ、と言いながら、
ペッピーノに、人と違うってことを恐れるな、と言ってくれる。
ちょっとしんみりする場面


学校では相変わらずだけれど、彼の中で何かが変わったのは確かなのだった。


ペッピーノのルイジ・カターニ君がカワイイ！！



唯一のイケメンはペッピーノのママの精神科医か？？
　
ただし、こんな人が精神科医だと安心できないかも！！



早口でセリフが多かったので字幕を追うのにちょっと疲れました。
ボーッとしてたらおいていかれちゃって、おもしろかったのでもう一度見たいんですけど……。