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試写会、ラブコメ、B級アクション、ゲイムービーが好き。

アルデンテな男たち

2011-05-06 17:26:26 | movie
【原題】   mine vaganti

【2010年】  イタリア


イタリア映画祭に行って来ました。

お目当てはフェルザン・オズペテク監督の『mine vaganti』
映画祭での邦題は『アルデンテな男たち』
なおこの映画、この夏の公開時の邦題は『あしたのパスタはアルデンテ』だそうです。






久しぶりに故郷に帰ってきたトンマーゾは、家業のパスタ会社を継いでいる兄に、自分の3つの秘密、大学では経済学部ではなく文学部だったこと、故郷に戻る気持はなく小説家になりたいこと、そして自分はゲイでローマで恋人と暮らしていること、それを今度の家族の食事会で告白しようと思っていると告げる。




トンマーゾはリッカルド・スカマルチョ
実は、彼がフェルザン・オズペテク作品に出演すると言うのですごく楽しみにしていたのだった。



スカマルチョの兄アントニオは、アレッサンドロ・プレツィオージ(絶対に憶えられない…)
 



ところが、食事会で兄が先に「自分はゲイだ!」と告白してしまい

父はショックのあまり倒れ、兄を勘当

トンマーゾは告白するどころか、ローマに帰ることさえできず、家業を手伝うことになってしまう。


左は共同経営者の娘アルバ(ニコール・グリマウド)


お互いの両親は彼女が息子のどちらかと結婚してくれることを望んでいて、私は初め、アルバはアントニオのことが好きなように思えたのだけど…

アルバが傷つけてた車ってアントニオのじゃなかったか???

トンマーゾのことが好きだったのか???


トンマーゾは父にも何も言えず……
ローマにも帰れず、



そうこうしてるうちに、恋人のマルコが友人たちと訪ねてくる。

左がマルコ


マルコ役はcarmine recano

ここでの設定は医師。なので、生真面目そうな雰囲気を漂わせているけれど、
画像検索をすると、ワイルド画像ばかりなのだ




スカマルチョと並んでいてもいい男で、
日本ではまったく知名度もないけれど、もしかしてイタリアでは人気スターなのではないかな


スカマルチョとのラブシーンも話題になっている様子




この前にトンマーゾはアルバに、自分はゲイだと告げていて、
友人達のこんな楽しいシーンもある。



彼らの祖母は大物女優イラリア・オッキーニ


彼女は過去に夫の弟と愛し合ってしまうという辛い恋を経験していて、


夫の弟ニコラの彼はさすが色男役
 




アルバにも、自分の心に正直になりなさいと言うのだが、
糖尿病を患っている彼女は、ケーキをお腹いっぱい食べて亡くなってしまうのだった。


兄のアントニオは「はっきりしない態度だった」と、想いを寄せていた彼にふられ、
お葬式で父と和解する。

トンマーゾは自分もゲイだと告白はしないけれど、家業は継がず、ローマで小説家を目指したいと告げる。




それにしても、母も叔母も家政婦さんも、女の人は皆たくましいね!!

とってもおもしろかったです。


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