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試写会、ラブコメ、B級アクション、ゲイムービーが好き。

少年は残酷な弓を射る

2012-07-17 00:18:56 | movie
【We Need to Talk About Kevin】


英国の女性作家ライオネル・シュライバーのベストセラーを「モーヴァン」のリン・ラムジー監督が映画化。母親に異常なまでの悪意と執着心を持つ息子と、彼に戸惑う母との関係を描く。出演は「ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島」のティルダ・スウィントン、ジョン・C・ライリー、エズラ・ミラーなど。



        


≪こんなお話≫



自由奔放に世界中を飛び回る旅行作家だったエヴァは恋人フランクリンの子を妊娠し結婚するが、我が子への愛だけでなく違和感にも苛まれる。生まれてきた息子ケヴィンは悪意に満ちたとしか思えない反抗を繰り返し、3歳になっても言葉を発せず、6歳でおむつもとれない有様だった。やがて妹のセリアが生まれ、ケヴィンも美しく賢い少年に成長するが、エヴァとの関係は悪化するばかり。そして、恐ろしい事件が起きる。






評判どおり、とても気の滅入る映画なのだった。

お話は、現在のエヴァ(ティルダ・スウィントン)の状況、息子ケヴィンが生まれてからの様子が、交互に「エヴァの視点」で進んでゆく。


ケヴィンはエヴァに対して悪意をむき出しにしているが、それは「エヴァの視点」なのだ。
自分の前でだけ泣き止まない赤ちゃんと思ったときから……

ケヴィンを育てながらもエヴァのスペシャルは世界を旅した経験であり、幼いケヴィンはそれを知ってジャマをする……

夫のフランクリンはカメラマンで家を留守にしがち
エヴァにとっては頼りにならない、そし6歳のケヴィンの悪意にも気づかず、ケヴィンに騙されている鈍感な夫……(に見える)

ケヴィンの8歳下の妹は普通の子供(に見える)


特殊な子供であるケヴィンはこの子たち
上手!!




15歳のケヴィンは話題のエズラ・ミラー
子供のケヴィンの撮影も見ていて、表情なども考えたという。

エヴァとケヴィンは外見が非常に似ているという設定らしいけど、確かに似ている。


悪意の少年ケヴィンは、きれいな顔に、小さなころのTシャツを着続け、ニキビなども気にしない。
それが、よけいに不気味。
残虐さは増し、対象は小動物に、妹にとエスカレート




そしてついに事件は起きる。

ケヴィンの16歳の誕生日の3日前

直前には、書店にエヴァの著書のポスターが貼られ、本が並んでいることから、エヴァの著書が出版されたばかりのようだ。
(このままでは母は仕事を楽しんでしまうということ?)


ケヴィンの起こしたおぞましい事件
エヴァがその後も、その地域の小さな家に住み続け、被害者の家族と生活圏をともにし、好奇の目にさらされながら働いていて、ティルダ・スウィントンの演技はすごいけど、よりいっそう気が滅入ってしまうのだった。




18歳のケヴィンが一番子供らしくみえました………




ティルダの右はリン・ラムジー
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