"Masashi Sugiyama Brass Camp2016 in 支笏湖"10月8日・9日の二日間で、無事終了いたしました。
講師の杉山先生・福田先生はじめ、スタッフの皆様、そして参加者の皆様お疲れ様でした。
Masashi Sugiyama Brass Camp2016は、トランペットからチューバまで全ての金管楽器奏者と指導者に向けた「奏法」「呼吸法」「楽器メンテナンス」「アンサンブル」などについての講義と実践を通じてスキルアップを目指すイベントです。
今回は遠くは佐賀県から。高校生から７０代の方まで、幅広い地域・年齢層の方々が集まりました。
金管楽器奏者に必要な情報、「舌（タング）コントロール」「呼吸法」「教則本の使い方」「音域の拡大」「マウスピース・楽器の選び方」などの情報満載の中身の濃い２日間でした。
「もし、金管演奏に秘密があるとしたら、それは舌である」とクラウド・ゴードンが『金管演奏の原理』で述べているように、「舌」の重賞性を再認識しました。
特に「舌のX線透視実験動画の考察」について、実際にトランペットを吹いている時のX線動画を見て、改めて舌がどのように機能しているかを確認できました。（この映像はここでしか見れません）
またタンギングでの発音「tu」の問題点や、あの有名な教則本が初版版から徐々に変化（改悪）されて来たのか。「横隔膜」の役割、「腹式呼吸」の本当の話などなど。巷で常識とされていることの真実も明かされました。
夕食は北海道にいるならやはり「ジンギスカン」。そして夜は懇親会で交流を深めました。夜遅くまで楽器のカルトトークや音楽の話題などあちこちで飛び交い(笑)ました。
このMasashi Sugiyama Brass Campは来年秋にも、ここ支笏湖で開催予定です。
今回は北海道からの参加者が少なめでした。私は、もっと道内の金管楽器奏者にこの話を聞いてほしいと思っています。是非来年は北海道の参加者が増えてもらえるよう、これからもPRしていきます。