goo blog サービス終了のお知らせ 

野球小僧

ブラウンシフト

「ブラウンシフト」とは、広島東洋カープ・東北楽天ゴールデンイーグルスの元監督で「ベース投げ」が得意技のマーティー・レオ・ブラウンさんが使っていた内野に選手を5人配置する特殊な守備体形です。

普通の守備体形では内野手は4人ですが、そこに外野手が1人内野の守備に加わり、内野5人、外野2人という形になります。

当然のことながら外野の守備が1人足りませんから、通常の試合ではありえませんが、外野フライの1点でも試合が決まってしまう場面などで使われることなるはずなのですが。

日本での5年間の監督時代にオープン戦を含めて7回披露されています。

■2006年4月22日 vs. 中日ドラゴンズ 4-4の12回表 1アウト満塁
→井端選手をサードゴロに打ち取りホームで封殺し、成功。ただし、次のバッター福留の場面でキャッチャー倉選手のパスボールで失点して敗戦。

■2006年7月14日 vs. 横浜ベイスターズ 1-1の10回裏 1アウト満塁
→ピッチャー永川選手のワイルドピッチによりサヨナラ負け。

■2009年3月29日 vs. 福岡ソフトバンクホークス(オープン戦) 3-3の9回裏 ノーアウト三塁
→柴原選手をセカンドゴロ、続く中西選手をレフトゴロ。2アウト三塁となりシフトは解除。最後は高谷選手をファーストゴロで三度目にして完全成功。

■2009年5月6日 vs. 中日ドラゴンズ 2-4の2点ビハインドの8回裏 1アウト一・三塁
→荒木選手を三振に打ち取り成功。

■2009年6月14日 vs. 埼玉西武ライオンズ(交流戦) 4-4の12回裏 ノーアウト満塁
→黒瀬選手をレフト正面のゴロに打ち取り、”7-2-3”のレフトゴロ併殺打(通常の野球ではあり得ない結果が記録)。その後シフト解除して、再び敬遠で2アウト満塁の後、江藤選手を内野フライに打ち取って試合終了。


■2010年3月10日 vs. 広島東洋カープ(オープン戦) 5-5の9回表 ノーアウト満塁
→古巣との一戦。先頭の喜田選手に一・二塁間を破られ、普通ならライト前タイムリーとなるががら空きのライトに打球が転々と転がり、ランナー一掃のタイムリー三塁打。さらにカープは2点を追加して5-10。ところが、この試合は九回裏途中で雨によってコールドゲームとなり、記録上、9回の攻撃は両チームとも無かったことになった。試合は8回終了時点のスコア5-4で楽天の勝利。

■2010年6月7日 vs. 読売ジャイアンツ(交流戦) 0-0の10回裏 1アウト満塁
→小笠原選手にあわやサヨナラ満塁ホームランかというフェンス際の犠牲フライを打たれ、0-1でジャイアンツのサヨナラ勝ち。

こんな感じで、すべてが成功という訳ではありませんでした。
特に最初の2回の結果は悲惨でしたね。

その所為か、3回目の実施まで約2年半の月日をかけて練習を積み重ねていたということでしょうか。

ただ、2009年5月6日の中日ドラゴンズ戦。
「この場面で?」というのは・・・???


名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

最新の画像もっと見る

最近の「プロ野球」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事