私のブログにお越しいただいてありがとうございます。新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
毎年4月のTV業界といえば、新番組が続々と始まる時期です。例年ならばスペシャル番組が放送されたりして、いつもと違う番組編成になるのですが、今年は違う意味でスペシャル番組が放送されています。
各TV局が報道・情報番組を除くバラエティーやドラマなどの収録休止が相次ぎ、新番組は放送の延期や中断が発表され、「特別編」「総集編」の番組が増えてきています。ただ、現状は既存番組の「特別編」「総集編」が多く、最近は旧番組の「特別編」「総集編」がほとんどで、「再放送」そのものはほとんど行われていません。
その主な理由は、どうやら、まだ収録済のストックが残っているからであり、バラエティーもドラマも、元々の放送設定日を想定して作った番組だから、予定どおり放送しておきたいということらしいです。ドラマはともかく、バラエティーでは、「〇月に収録したものです」などと表示されています。これは、いわゆる「3蜜」や「外出自粛」へのクレーム対策だと思います。
普段は滅多にドラマを見ない私ですが、この際、地上波での再放送があれば観てみたい旧番組はあります。
その筆頭と言えば、やはり刑事ドラマです。ただ、現代では内容的に地上波では放送できなさそうなものばかりですが、石原裕次郎さん主演「太陽にほえろ」(日本テレビ系)、渡哲也さん主演「大都会」シリーズ(日本テレビ系)、丹波哲郎さん主演「Gメン’75」(TBS系)、渡哲也さん主演「西部警察」シリーズ(テレビ朝日系)あたりがいいですね。
「太陽にほえろ」と「西部警察」は言わずもがなですが、子どものころに再放送で観ていた「大都会Part2」。内容はまったく理解不能に近いものではあるものの、あのオープニング曲は今でもかっこいいですし、あの曲を聴きますと、意味もなく「おおっ」となります。
「Gメン’75」もあのオープニングとエンディングは印象深いですが、もっとも印象深いと言えば、蟹江恵三さん出演回のストーリーの怖さと、香港・マカオシリーズのムキムキマンです。
ちょっと変化球としては、NHKで放送されていた、ピーター・フォークさん主演「刑事コロンボ」やデニス・ウィーバー主演「警部マクロード」が観てみたいです。
時代劇ものはツッコミどころは満載ですが、ストーリーが安定していて、観ていても安心できます。定番となる、藤田まことさん主演「必殺仕事人」シリーズ(テレビ朝日系)がいいですね。ほかにも、加藤剛さん主演「大岡越前」(TBS系)、西郷輝彦さん主演「江戸を切る」(TBS系)を望みたいです。
レアものとしては「江戸の鷹 御用部屋犯科帖」(テレビ朝日系)。三船敏郎さん、田中健さん、中谷一郎さん、田中邦衛さんと坂上二郎さんらが出演していました。
私のリクエストに応えるとは思えませんが、どんなに高視聴率を出した大ヒットドラマでも、誰もがテレビをつければ見ることができる地上波では、「大人の事情」で再放送できない・されないという番組はいくつかあるとのことです。
「コンプライアンスの事情」によって、放送できそうもないものと言えば、1990年代に大ヒットした安達祐実さん主演「家なき子」(日本テレビ系)、赤井英和さん主演「人間・失格〜たとえばぼくが死んだら」(TBS系)などは、いじめの描写などの観点から地上波での放送が難しいといわれています。
また、木村拓哉さん主演の「ギフト」(フジテレビ系)は、このドラマを観て、それに影響されて実際に事件が発生したことで、再放送ができなくなっています。ほかにも、堂本光一さん主演「銀狼怪奇ファイル」(日本テレビ系)、草なぎ剛さん主演の「フードファイト」(日本テレビ系)も同じような理由のようです。
ほかにも、「出演者の事情」により、映してはいけない方が出演していたりして、再放送されない番組もあります。
ちなみに、日曜午後6時半の国民的行事でもあるアニメ「サザエさん」(フジテレビ系)がついに再放送態勢に突入しています。今まで、サザエさんの再放送については、著作権に非常に厳しく、再放送はほとんどありません。
放送開始から50年を超えた長寿番組ですが、再放送の1発目は大昔の回ではなく、割と最近(?)の2018年5月27日に放送された回が放送されています。せっかくの再放送ですから、もっと大昔の放送回を流してもいいと思われるのですが、実はそうもいかない「大人の事情」がここにもあるそうです。
昔のサザエさんはスポンサーが1社でしたが、1999年4月から複数社に変わっています。当然、スポンサーの数が増えると、CM数も増えてしまいます。増えたCMをすべて入れるため、各エピソードが1社提供のときより少しずつ短くなっているようです。つまり1社提供時代の尺では今のCMが入りきらないため、1社提供時代の再放送が難しいようです。
「Tomorrow is another day」
映画「風と共に去りぬ」の最後のシーンのセリフです。これは、「明日は今日とは別の日」という意味です。
同じように、「昨日は今日とは別の日」です。昨日よりも今日をいい日にするために、そして明日のために大切に過ごしましょう。
そして、また、明日、ここで、お会いしましょう。