野球小僧

南東北大学野球連盟

南東北大学野球連盟とは、東北地方の南部3県(南東北)に所在している大学の硬式野球部(但し仙台六大学野球連盟所属校は除く)で構成された大学野球リーグです。全日本大学野球連盟に所属しています。

2017年度秋季リーグは3季ぶり28度目の優勝を飾った東日本国際大は、リーグ最多の5勝をマークしたエース・船迫選手(三年・聖光学院高)の安定した投球に加え、今シーズンから2戦目の先発として登板した粟津選手(三年・山本学園高)が活躍し、二枚看板の体制を盤石にました。打っては、最優秀選手賞を受賞した一番・青木選手(三年・山形日大高)、打率.393で首位打者に輝いた浅賀選手(三年・鹿島学園高)らを軸に、大砲こそいないものの、つなぐ野球で確実に加点して、勝利しました。

■2017年秋季リーグ戦

一部リーグ
東日本国際大  10試合 9 1 0分 勝率.900
福島大     10試合 6 4 0分 勝率.600
東北公益文科大 10試合 5 5 0分 勝率.500
石巻専修大   10試合 4 6 0分 勝率.400
山形大     10試合 4 6 0分 勝率.400
日本大工学部  10試合 2 8 0分 勝率.200

二部リーグ
山形大工学部    4試合 4 0 0分 勝率1.000
宮城大  4試合 2 2 0分 勝率.500
会津大  4試合 0 4 0分 勝率.000

※2018年春季より1リーグ6チームで実施するため、入れ替え戦は行われていません

■優勝回数 2017年秋季リーグ終了時点

一部リーグ
28回 東日本国際大
  9回 福島大
  6回 日本大工学部、石巻専修大
  4回 山形大
  1回 東北公益文科大

二部リーグ
18回 山形大工学部
10回 山形大
  6回 東北公益文科大
  5回 奥羽大
  2回 いわき明星大
  1回 東日本国際大、石巻専修大、福島大、会津大

過去にリーグ戦に参加していた大学
奥羽大 2009年秋季をもって休部
いわき明星大 2016年秋季は部員不足のため全試合棄権扱いで不参加、2017年以降部員不足を理由に欠場中
会津大 部員不足などを理由に2018年春季リーグ以降出場を辞退
山形大工学部 部員不足を理由に2018年春季リーグより出場を辞退
宮城大 部員不足を理由に2018年春季リーグより出場を辞退

歴史
全国新制大学野球連盟の北海道と東北の全地域を対象にした北部地区が設立の基盤ですが、全日本大学野球連盟結成に伴い北部地区大学野球連盟として発足したのが始まりです。その後、北部地区内に東北大学野球連盟を結成。北奥羽と南奥羽に分かれたリーグ戦を実施しています(東北大学野球連盟の創設に関しては詳細が不明)。同じ北部地区内の仙台六大学野球連盟とは並立関係にあり、長らく両連盟間で1つの出場枠を代表決定戦でした。

その後、全日本大学野球選手権大会の出場枠拡大で北部地区から出場枠が1増になる際、同様の例で通常見られるような地区内の東北と仙台六大学の両連盟が単純独立するのではなく、北部地区内を再編成することになり、東北大学野球連盟・南奥羽リーグは南奥羽大学野球連盟となり、仙台六大学とともに地区の統括組織として南東北大学野球連盟(南東北地区)を編成しました。数年後には南東北地区内の両連盟にもそれぞれ単独の出場枠が与えられ、この地区連盟は解消されます。

南東北地区からの独立数年後には、北東北大学野球連盟側との命名イメージ上でバランスをとるために、かつて所属した地区連盟名と同じ南東北大学野球連盟に改名しました。

ちなみに、南奥羽大学野球連盟が発足した当時は宮城県内の所属校はなく、連盟側も宮城県内の大学は対象外という姿勢を持っており、宮城県内からの初加盟となった石巻専修大の加盟の苦労だったそうです。それは、一時は完全に拒否され、仙台六大学野球連盟にも加盟打診を行なったが許可されず、数年の間は社会人野球連盟加盟のチームとして活動しなくてはならず、その後の南奥羽連盟への度重なる加盟打診の結果、数年を経てようやく許可されたというものでした。加盟当時も「宮城県内には会場設定しない旨了承のこと」などを条件提示されるなど拒否反応を示されたそうです。現在は宮城県内の加盟校も増え試合会場も隔たりなく設定され、東北南部全域を対象としたリーグとして定着しました。

1947年 全国新制大学野球連盟の結成に伴い北部地区を設置
1952年 全日本大学野球連盟への発展的解消に伴い北部地区大学野球連盟として移行
1955年 全日本大学野球連盟の代表決定に関して北海道地区を分離
1969年 北部地区内に仙台六大学野球連盟が誕生(代表決定戦については詳細不明)
1971年 日本大工学部、福島大、山形大、山形大工学部の4校にて北部地区傘下の東北大学野球連盟内の南奥羽リーグとして発足
1991年 全日本大学野球選手権大会の出場枠拡大に伴い、北部地区大学野球連盟を改編。東北大学野球連盟南奥羽リーグは南奥羽大学野球連盟として仙台六大学と共に新たに地区連盟としての南東北大学野球連盟を編成。両連盟代表にて地区代表決定戦を開始
1995会津大が加盟。7校での一部、二部制に移行
1996東日本国際大が加盟
1998石巻専修大が加盟。一部を6チームに増加
1999年 宮城大が加盟。全日本大学野球選手権大会の単独出場権を獲得。地区連盟としての南東北大学野球連盟を解消。同年から明治神宮野球大会の北海道東北地区代表決定戦にも連盟代表が直接出場。6月に日米大学野球選手権1試合を山形県野球場で行い、リーグより地区代表2選手が出場
2001年 連盟名称を南奥羽大学野球連盟から南東北大学野球連盟へ改称
2003年 東北公益文科大が加盟
2010年 奥羽大が休部
2011年 東日本大震災の影響により春季リーグ戦中止、全日本大学野球選手権大会の代表決定戦を開催
2017年 いわき明星大が休部
2018年 会津大が休部。参加大学数の減少を受け二部を廃止し、8校での一部制に移行する予定でしたが、さらに出場辞退する大学があり6校での1部制のリーグ戦に再変更

運営方法
2018年春季以降、加盟校数の内参加校数の関係から6校の一部制で運営を行う予定です。2017年秋季までは、前季の成績を基準に最上位リーグを一部リーグ、下位リーグ二部としてブロックを分けて運営を行なっていました。

対戦方法
春季と秋季にそれぞれリーグ戦を実施。
一部:2017年秋季までは春秋共に2回戦総当たり(同一カード2連戦)による勝率制。引き分けは再試合なので勝率には計上しません。

試合会場
広いエリアに加盟大学が分散しているため、加盟大学の地元を開催場所として、各地の公共野球場を転戦して試合が実施されています。一部リーグ戦で主に使用している球場は次のとおりです。
しらさわグリーンパーク、山形県野球場、いわきグリーンスタジアム、いわき市平野球場、大熊球場、向山球場、石巻市民球場、郡山総合運動場開成山野球場

全国大会成績
東日本国際大 全日本大学野球選手権大会 出場12回:ベスト4 1 
石巻専修大  全日本大学野球選手権大会 出場  4
福島大    全日本大学野球選手権大会 出場  2
日本大工学部 全日本大学野球選手権大会 出場  1

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
やっぱり、なんか、南下してみました。

大学で野球をやりたかった選手・・・もいるはずですし、高校野球みたいに連合ってことはないでしょうから・・・うん・・・

ここは、もう、野球のすそ野を広げるためにもあの手しかないでしょう。
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

やっぱ南下ですね^^
然し順番法則は未だ分からず・・・

南東北大学野球連盟も全く存じ上げていませんでした。
OBのプロ野球選手も全く浮かんできませんm(._.)m

二部の3大学が今春のリーグ戦を部員不足で辞退とはやはり野球小僧の減少の影響でしょうか。悲しいですね。

All Japan Baseball Community=AJBCの初代総裁(就任予定)のまっくろくろすけ氏の出番ですよ!!
・・・どんな組織でしたっけ(笑)・・・
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

最新の画像もっと見る

最近の「大学野球」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事