いつだったか忘れてしまいましたが、2022年はすでに「梅雨が明けた(と思われる)」はずなのですが、毎日が梅雨時のような天気が続いています。雨があまりにも降りすぎてしまい、あちらこちらで被害も出ており、「もう、雨はうんざり・・・」と思われている方は多いと思います。でも、「梅雨が明けた(と思われる)」の直後にやってきた「あの猛暑はうんざり・・・」と思われている方も多いと思います。
のび太ではありませんが、「寒さは厚着をすれば防げるけど、夏は裸になっても暑いんだもの」は湿度の高い、蒸し暑い日本の夏にちょうど当てはまる迷言だと思いますが、実は人間ほど暑さに強い動物は地球上にはほとんど存在しないそうです。
地球上の動物の主な分類として、自分の身体から代謝熱を生み出す「変温動物」か、体温が一定の「恒温動物」とに分類されます。
変温動物は自分の身体からはほとんど代謝熱を生み出さないため、周囲の温度変動が直接体温に影響します。熱を出さなくて済むため、食料は少なくて済むのですが周囲の温度が上がりすぎたり下がりすぎたりすると、活動できなくなってしまいます。一方の人間をはじめとする恒温動物は食料のエネルギーを消費して、身体の中で代謝熱を生み出し周囲の温度が変化しても体温を維持することで活動することができます。
つまり、人間が寒い南極や、暑い砂漠で活動できるのは恒温動物だからなのです。
ただ、代謝熱を生み出すためには多くの食料を摂取しなければならないのと、代謝熱を捨てなければ身体がオーバーヒートしてしまいます。つまり、のび太が「夏は裸になっても暑いんだもの」というのは、このことによるのです。
この代謝熱の捨て方には大きく2種類あるそうで、周囲の温度によって着衣の調節になどに伴う「乾性放熱」と、身体の汗による「湿性放熱」があります。たとえば、乾性放熱は周辺温度で決まってしまうため、夏に裸になってしまいますと、それ以上に乾性の放熱量を上げることはできず、あとは冷房して周辺環境を涼しくするしか方法がないそうです。
方の湿性放熱は汗をかく量を調整でき、なんと人間は最大で1 時間に約1500gの大量の汗をかく能力が備わっている(夏のマラソンの場合)そうです。1時間に1500gの水が蒸発するのは、気化熱で約1000W の熱を捨てることができる計算であり、「水分補給→かいた汗が乾いて」のサイクルによって気化熱が奪われて、人間はオーバーヒートすることないがそうです。
そうは言っても、毎年、この季節になるとニュースになる「熱中症」。昔は「日射病」「熱射病」などと言われていたのですが、2010年以降に熱中症と呼ばれるようになりました。
簡単なことですが症状が進んでからだと遅いので、こまめな水分補給や体調があまりよくないときには無理をせずに休息することですね。
暑い日が続き、体調を崩しやすいですが、どうぞ、健康管理にはくれぐれもお気を付けください。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。