野球小僧

信濃グランセローズベースボール･チャレンジ･リーグ

2017年10月15日 00時15分00秒

プロ野球独立リーグ･ベースボール･チャレンジ･リーグが発足して11年目。唯一優勝していなかったのが、設立当時から参加しており、長野県を本拠地にしている信濃グランセローズです。

それほど熱烈なファンという訳ではありませんが、それでも初年度から年に1回か2回くらいは、プロ野球チームとの交流戦が松本で開催され、スケジュールが合えば観戦しています(今年は1回もありませんが)。本拠地を中野市に構えていることもあって、中南信地区ではそれほどでもなく、松本市野球場では多くても観客が300人くらいという感じです。設立当初は長野県内出身の選手が多かったものの、ここ数年は長野県内選手の方が少ない感じもしています。

昨年は読売ジャイアンツ三軍との試合を観に行きました。確か桑田真澄さんの息子(Mattさんじゃない方)がホームランを打っていました。
Jリーグの松本山雅や長野パルセイロと比べてはいけませんが、熱心な応援団はいますし、試合に足を運ぶファンもいます。

2006年チーム設立。初代監督に元日本ハムファイターズなどの木田勇さん、GMに今久留主成幸さんが就任。
2007年初年度は31勝35敗6引分勝率.470で4チーム中3位。
2008年前後期とも上信越地区最下位に終わり、シーズン終了後に木田勇監督退任。後任はGMの今久留主成幸さん。NPBドラフトの育成選手として鈴江彬さんが千葉ロッテマリーンズから指名され、入団。
2009年前後期とも2年連続で上信越地区最下位に終わり、シーズン終了後に今久留主成幸監督は退任。後任は元広島東洋カープの佐野嘉幸さんが就任。NPBドラフトの育成枠で高田周平さんが阪神タイガース、星野真澄さんが読売ジャイアンツからそれぞれ指名を受け入団。
2010年前期は初の2位となるが、後期は最下位に終わる。
2011年 3月11日に発生した東日本大震災と翌12日に発生した長野県北部地震の影響で開幕が一週間遅れ。前期は2位となり、後期は優勝マジックが点灯し、残り3試合でマジック2となったものの、3連敗で新潟アルビレックスに逆転優勝を許し、2位に終わる。
2012年前後期ともに2位で通期勝率でも2位。新潟アルビレックスが前後期とも地区優勝したため、地区チャンピオンシップに進出するものの敗退。シーズン終了後、佐野嘉幸監督が退任。後任には元日本ハムファイターズの岡本哲司さんが就任。
2013年前期は3位、後期は2位に終わる。シーズン終了後、オリックスバファローズ二軍監督就任が決まった岡本哲司さんの監督退任が発表。後任にピッチャーの元中日ドラゴンズの大塚晶文さんが就任。
2014年前期3位、後期2位に終わる。大塚監督が7月21日の試合後に3選手を平手打ちしたとして7試合の出場停止処分。シーズン終了後、中日ドラゴンズのコーチ就任に伴い大塚晶文さんは監督を退任。後任には元横浜DeNAベイスターズコーチの岡本克道さんが就任。
2015年西地区に所属。前期は福井ミラクルエレファンツと激しい首位争いを展開するものの、残り4試合に全敗し、逆転優勝を許す。後期は8月16日時点で最下位。8月18日付で監督の岡本克道さんが成績不振の責任を取って退任。総合コーチだった高橋信二さんが選手兼任で監督代行に就任。最終的に後期は最下位。シーズン後、高橋監督代行が北海道日本ハムのコーチ就任により、後任監督はとして元オリックスバファローズの本西厚博さんが就任。
2016年前期は3位、後期は2位。後期開幕直前には負傷者により控え選手が手薄になったため、松井宏次コーチ(元東北楽天ゴールデンイーグルス)が現役復帰。
2017年前期は終盤に球団記録となる11連勝で優勝マジックが点灯。その後、3連敗を喫して富山サンダーバーズに逆転優勝を許す。後期は5連勝を2度記録して首位となり、いったん2位に後退したものの、その後、8連勝を記録して首位を奪回し、創設11年目で初の半期優勝を達成。前期優勝の富山と対戦した地区チャンピオンシップを2勝0敗で制し、地区年間優勝も初めて達成。群馬ミリオンスターズとのリーグチャンピオンシップは最終戦までもつれ込んだものの、3勝2敗で制し、11年目で初のリーグ優勝を達成。

最近は野球よりもサッカーの方が人気が高い長野県です。もしかすると、サッカーの次には大相撲(御嶽海)が来ているかもしれません。

現在、日本プロ野球の独立リーグ日本一の座をかけて争う、日本独立リーグ･グランドチャンピオンシップが徳島インディゴソックス(四国アイランドリーグplus)との間で行われています。

3戦先勝方式で、第一戦に10-4で勝ち、第二戦は1-2で敗れ、昨夜の第三戦は0-3で敗れ、1勝2敗となっています。