野球小僧

無観客試合

読売ジャイアンツは2月25日に新型コロナウイルス感染拡大についての対応策として、2月29日、3月1日に東京ドームで開催予定の東京ヤクルトスワローズとのオープン戦2試合を無観客試合とすることを発表しました。

これは、新型コロナウイルスの日本国内感染拡大に伴い、日本政府は2月20日に多くの人が集まる大規模イベントについて開催の必要性を検討するよう呼び掛け、各地でイベントの中止・延期が相次いで発表されています。さらに、2月24日に開催された対策専門家会議にて、「これから1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となります」との見解が発表され、さらにイベントの中止・延期などが加速しそうです。

すでに、東京マラソン(3月1日)や名古屋ウィメンズマラソン(3月8日)については一般参加者の出場が出来なくなり、ほかのマラソン大会では、大会そのものが中止になったりしています。

また、東京パラリンピックの実施競技ボッチャの国際大会(2月28日~3月1日、東京・有明体操競技場)は中止となり、開催の可否を改めて検討すると発表したりしており、2月22日に都内で開催を予定していた、全国自治体や在京大使館の関係者らが集まる「ホストタウンサミット2020」も中止、さらに2月中旬から3月上旬にかけて、愛知県岡崎市で行われる予定だったモンゴルのアーチェリー代表チームの強化キャンプも中止になったりと、今夏に控える東京オリンピック・パラリンピックへの影響も懸念されています。

米国の有力誌タイムは「オリンピックはウイルスの犠牲になるか?」、ニューズウィークは「オリンピックはキャンセルか?」との見出しで、それぞれ電子版に記事を掲載したり、英国ではロンドン市長選の出馬候補者からロンドンでの代替開催をアピールする声まで飛び出しているほどです。日本政府は、「国際オリンピック委員会(IOC)から適切に対応しているという信頼感をいただいている」と予定どおり開催する方針を強調していますが、今度、どのようになっていくかは誰にも予想は出来ません。

近年、感染症がオリンピックの開催に影響を与えたことがありました。2016年リオデジャネイロ大会では、蚊が媒介するジカ熱流行への懸念がありました。この時には、ゴルフ競技の有力選手らが参加を辞退しています。2018年平昌大会ではノロウイルスが広がり、選手に感染者が出てたりしていましたが、この時には大きな混乱はなく開催されています。

先日開幕したばかりのJリーグでは、2月26日に開催予定されていた「2020 JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第2節」のすべての試合について、開催延期を決定しました。また、3月15日までに開催予定のすべての公式戦の開催延期についても、理事会で決定しました。

開幕節に行われたヴェッセル神戸 vs. 横浜FCでは、スポーツニュースを観ていましたら、予防対策としてチャントや肩を組んでの応援、鳴り物などが禁止され、マスク姿のファンが目立ち、通常の試合とは違った異様な雰囲気でした。

番付が発表されたばかりの大相撲春場所(3月8日初日)は、現段階では春場所開催に向けて明確な方針は決まっていないとのことですが、無観客にするのか中止にするのか、そのまま開催するのかについては、これから決めていくとのことです。ただし、延期の可能性については日程的に可能性はないそうです。

一方、開幕を約1ヶ月後に迎えるプロ野球では、先日までは12球団共通の対策を実施することを確認し、予防策として選手、マスコットなどによる握手やハイタッチ、サイン、写真撮影などファンとの接触機会の多いファンサービスを自粛。ファンに対しては、ジェット風船による応援の自粛やマスク着用などのせきエチケット、手洗い、アルコール消毒を呼び掛けることになりました。また、NPBはオープン戦も含めた試合を無観客や中止にすることについては、現時点では考えていなかったのですが、今後のオープン戦の開催可否などを今日(2月26日)に協議するとのことです。

さらに、球団独自の対応策も進められており、千葉ロッテマリーンズは3月10日のホームタウン壮行会と3月11日の出陣式、スポンサー向けイベントの中止を発表。横浜DeNAベイスターズは選手やスタッフ、報道関係者らファン以外の来場者の検温を毎日実施し、厚生労働省が基準として定める37.5度以上の発熱が確認された際には入場を禁止するとのことです。

我らが中日ドラゴンズもキャンプ中からスタッフ、選手と関係者に手洗いとうがいの徹底、ファンとの握手やハイタッチなどの直接接触はできる限り控えること、外出時のマスクの着用が指示されており、ナゴヤドームの公式戦においては、予定していた3月24日の読売ジャイアンツ戦での「昇竜松明(たいまつ)LEDライト」と、3月29日の横浜DeNAベイスターズ戦での「昇竜レプリカユニホーム」の来場者プレゼントができなくなる可能性が出てきたと発表しました。当日までに用意できなかったグッズの渡し方など詳細は、決まり次第告知される予定とのことです。

スポーツイベントのみならず、社会的生活にも影響は出てきています。入試、卒業式、就職活動や、これからシーズンを迎える入学式や歓送迎会・・・さらには結婚式など。選択肢については、「予定どおり」「無観客」「中止」「延期」いう感じだと思いますが、結婚式をキャンセルした場合にはキャンセル料を負担しなければならなくなるというニュースも・・・

の「基本方針」が発表されましたが、別段目新しいことはなく、すべてが国民頼みでいいのか疑問ですではありますが、私たち日本人一人ひとりが取るべき行動は何かを本当に考えるいいタイミングであるでしょう。

(「にふぇーでーびる 沖縄の巻」の本日分は「延期」いたしました)

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。

国会は国会で何か「イベント」をやっているようですね。ニュースでしか分かりませんが、「桜」から「コロナ」へと話題が変わってきているようですね。

今日の再度の「お願い」で、様々なイベントなどの中止・延期が次々と発表されていきそうですが、野球関係とは、組織構成も違うからでしょうけど、サッカー協会の対応はいつも早いですね。

そういえば、新日本プロレスのニュージャパンカップの組み合わせが発表されたばかり。これもどうなることやらですね。
eco坊主
おはようございます。

スポーツ界にも早かれ遅かれ影響はくると思っていました。
まだオープン戦の段階ですけどペナントレースは開幕できるのでしょうか・・

んにしても政府の専門家会議のあとに発表された「基本方針」って・・
全て企業、団体、自治体そして国民個々頼み(いや丸投げ?)。
私は疑問ではなく憤慨でした。
そのうち国会という”イベント”も中止にするのではないでしょうか!?
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