11月も押し迫り、葡萄隊は卒団も近づいて来ています。
12月中旬から年明け1月中旬くらいまでは、スケジュールの都合上などで実質のオフシーズンになります。
新チーム中心として、活動を始めてきていますが、本格的には年明けから始動することとなります。
となれば、新キャプテンが誰になるかが1つの注目となります。
案外、学童野球ではキャプテンの性格・カラーによって、そのチームのカラーになっていくことが多いと考えるからです。
でも、私なりに、いろいろなチームのキャプテンを見ていて感じることはありました。
太郎がこの条件に適っていたかどうかは、私からは言えませんが。
1. チーム内での行動
チームにおいて何かを決定するとき、行動するときに中心になることができるかです。独断と偏見で進めすぎては、誰も付いてこなくなってしまいます。それと、嫌なことでも率先して行動出来ることが第一。指示だけして人に任せっぱなし、いつの間にか、どこかでサボっているようではダメです。仲間から尊敬されることです。
2. 練習中・試合中の態度
最も努力している姿はチーム全体に与える影響は大きいと考えます。よって、当然、練習中すべてに全力を出していることが大事だと考えます。練習が好きで誰よりも練習していること、声を出していることです。これも仲間から尊敬されることですね。
また、試合中の態度も大事です。ミスして泣いていたり、しょげていたりしているようでは、チームの士気にかかわります。また、チームメイトから注意されて、ふてくされた態度をとるようでは、その候補にも挙がりません。
3. コミュニケーション能力
まずは、チームメンバーと分隔てなく話が出来ることは大事だと考えます。いつも同じような仲間だけで話をしているのではなく、下級生とも普通に話ができることは大事だと考えます。監督、コーチ陣の考え・指示・注意をメンバーへ指示徹底するためにも、コミュニケーション能力は大切です。仲間と話し合うことが出来なければなりません。
4. 私生活の態度
これは難しいものがあります。学校や家でどういう生活態度なのか。周りの子どもや親から聴くしかないのですが、野球以外の行動において、規範となりうることは必要です。友達から「○○くんは、先生に怒られていたよ」「宿題やっていないよ」などの声が聞こえるようでは不安です。
5. キャラクター
明るい性格であることでしょうね。また,自然と周りのメンバーからも好かれるような性格がいいでしょう。
6. 基本技術
基本的な技術が全体的に出来ていることです。別に優れている必要はないと考えますが、基本がしっかりと出来ていることは大事だと考えます。
7. 成績
必ずしも好成績を期待している訳ではありません。ただ「キャプテンならばなんとかしてくれる」と仲間から思わせるようにはならないといけません。走攻守の何か1つでもキラリと光るものが欲しいと考えます。
8. 怒られ役
これは覚悟しておいた方がいいでしょうし、率先して引き受けなければならない役目です。そこで出てくるのが個人のキャラクターです。塞ぎ込んだり、すぐに泣いたりしているようでは完全不向きだと考えます。だからといって、誰かに当たったり、責任を転嫁させてしまったりすることは、やってはいけないことです。
などなど。
そうは言っても、これら全部に当てはまるような子はいないと思います。
だから、誰にキャプテンを任せるのかは非常に悩むことだと思います。次のチームの柱になるのですしね。
キャプテンに頼りすぎてもダメ。逆にキャプテンの顔も見えなければダメ。
いっそのこと、適任者がいなければ育成も兼ねて、より成長を期待する子に任せるという手もあるかなと考えます。
最上級生となる子は、その自覚を持ってほしいのですが。
それとも、史上初の「下級生からの抜擢」というのも面白いかもしれません(規定はありませんから)。