なんだか、とっても嬉しかったことがありました。良い時間を過ごせたと思いました。
それは先週の木曜日のこと。
太郎の(ほぼ)日課となっているバッティングセンターに行くと、いつもこの時間には打ち終わって帰りの車へと向かう子がまだゲージで打っていました。終わって、出てきた時に
「どこのチームなの?」
と聞くと、元気よく
「葡萄隊です!!五年生です!!」
と答えてくれました。
「あそこで打っているのは、ちょっと前に葡萄隊にいたんだよ」
と言うと、
「へぇ~。見たことある。知ってるぅ」
と。入れ違いで入団した子ですが、知っているとは・・・何でしょう?
高木ブーじゃなく、鼻血ブーで有名だとか、試合途中でタイムをかけてトイレに行ったこととか、試合前に相手チームのベンチ前で○したとか・・・思い当たる節はあります。
それはともかく、まだ、空振りをすることが多いのですが、一所懸命にバットを振り続ける姿には、どの子に対しても同じ”可能性”を見ることができます。
すぐに打てるなんてことはないでしょう。まずは、振って振って振りまくって、身体が覚えるようになることです。
頭で考えていちゃだめです。感じることです。
そして、一緒に来ていた二年生の弟くん。
「こんにちは~」
「こんばんは。こんばんはだよ」
と挨拶を交わし、少し話をしました。
まだ、チームには入っていないというのですが、お兄ちゃんの後を追いかけてバットを握り、ゲージの中へと入りますが、流石に当たりません。完全に振り遅れちゃっています。
ちょっと早めにバットを振りだすように、ちょっとだけ話をして、しばし様子を観た後(ちょっとは”当たる”ようになった)、ロビーへ行ってくつろいでいると、先ほどの弟くんがやってきて
「打てたよ~」
と報告に来てくれました。その他にも、たくさんのお話をしてくれました。
もちろん、野球の原石ですから磨けば光るって行くでしょう。
ただ、それ以上に、明石家さんま的要素も輝いていました、いい意味でよくお話をしてくれます(しゃべります)。
野球が上手くなっていくためには、まずは野球が面白くなって、好きになることですよね。
気が付けば、毎週どころか、よく見かけています。
きっと、この子たちは上手くなっていくと思います。いいえ、行きます!!
そして、こんな素直な子がいる葡萄隊。
監督、助監督はじめ、コーチ、保護者の方々がしっかりと基本、人としての基本となる挨拶を教えてあげているからでしょうね。
以前、一緒になった時も、ちょっと照れ屋さんの現キャプテンを筆頭に大きな声で挨拶をしてくれます。
チームにいい形で受け継がれていって、初めて伝統になります。
今年は苦戦している葡萄隊ですが、絶対に強くなっていくことだと思います。
いいえ、行けます!!