昨日も天気予報は雨。朝方には強い雨音で目が覚めたくらいですので、いつもは情報出しが他の支部よりもちょっと遅い中信支部も、珍しく早めの決定で、塩尻市営球場の復活代表決定戦の2試合は延期になりました。しかし、松本市野球場の準決勝2試合は11時まで様子見。その後、14時開始予定となりましたが、最終的には雨天順延となりました。
そして、今後の天気とグラウンド状況を考慮して、今日16日以降の試合会場と開始時間が変更されました。
9月16日(日)
【松本市野球場】
第1試合 準決勝 開始予定 09:00 松本深志高 vs. 都市大塩尻高
第2試合 準決勝 開始予定 11:30 田川高 vs. 松本第一高
第3試合 5・6位決定戦 開始予定 14:00 松本工業高 vs. 松本県ヶ丘高
【塩尻市営野球場】
第1試合 5・6位決定戦 開始予定 12:00 日本ウェルネス vs. 木曽青峰高
9月17日(月)
【大町市運動公園野球場】
第1試合 決勝
第2試合 3位決定戦
私は、雨天順延と決めていましたので、8時の時点でさっさと家を出て、ちょっと遠くへと出張で出来なかった用事を足しに出かけました。
その他地区で、試合が行われたのは3試合でした。
東信地区 復活代表決定戦
上田東 62533|19
丸子修学館00000|0 (5回コールド)
北信地区 準決勝
須坂創成000000101|2
飯山 00020003x|5
北信地区 準決勝
長野日大120010001|5
長野商業000021000|3
さて、北信越大会への出場権をかけて熱戦を展開している北信越地区高校野球ですが、長野県も各地区予選会の次は県大会となります。
北信越大会は新潟県、富山県、石川県、福井県と長野県の5県で、各県持ち回りで今秋は10月12日から新潟県で開かれ今回で139回目となります。第139回と甲子園の選手権大会の100回よりも多いのは、毎年、春と秋に行われているからなのです。
ですから、その県大会は長野県は139回目ですし、新潟県も139回目、富山県も139回目、石川県も139回目、もちろん福井県は141回目…
福井県だけ141回と2回多いのは、決して第1回全国高等学校野球選手権での秋田県のように、他県に声をかけずに単独開催していたわけではありません。
6・3・3制の新しい学校制度がスタートした1948年(昭和23年)。全国を8地区に分けて、春と秋にブロック大会を開催することが全国高校野球連盟の理事会で決まりました。
福井県で秋の地区大会に向けて急きょ代表校を選ぶために開かれたのが第1回秋季知事杯争奪大会でした。この年の夏の甲子園は北陸3県(福井県、石川県、富山県)で代表校が選ばれていて、秋の県大会は北陸大会に出場した武生高、敦賀高、三国高、小浜高の4校で優勝を争い、武生高が第1回の優勝校となりました。
地区大会では福井県は近畿地区に振り分けられました。大阪府、兵庫県、京都府、和歌山県、奈良県、滋賀県の近畿6県に三重県、福井県が加わり、8府県8校で争うことになりました。このときの福井県代表の武生高は兵庫・滝川高に一回戦で敗れ、大阪・大鉄高が優勝しています。
ちなみに、愛知県、岐阜県、静岡県、石川県、富山県、新潟県の6県代表で中部地区大会が行われています。
1949年春の第2回福井大会は10チームが参加して、新設された福井球場で開かれ武生高が前年秋に続いて優勝しました。地区大会については、福井県は前秋と同じく近畿地区での出場となっています。
中部地区大会は長野県、山梨県が加わり8県が参加して富山県で開かれました。
なお、夏の甲子園には武生高が、福井県大会、北陸予選を勝ち抜いて念願の初出場を果たしています。
1949年9月の全国高野連の理事会で地区大会の再編成が決まり、中部地区から北信越を分離し全国9ブロックで争うことが決まりました。これにより、福井県は近畿地区から北信越地区に移動することになりました。
そして、第1回の北信越大会が長野県長野市で開かれ、福井県からは秋の第3回県大会で優勝した若狭高が出場しました。
つまり、各県に春秋の県大会が誕生してから1年後に北信越大会が生まれたことが、福井県大会と北信越大会での2回の通算回数のずれとなっているのです。
これも高校野球の一つの歴史なのです。