1992年。この年のウィリアムズ・ルノーはリアクティブサスペンション、セミオートマチックシステムやトラクションコントロールなどを装備した超ハイテクマシンを走らせ、向かうところ敵なし状態でした。
そんなマシンを操って復帰したN・マンセルさんが開幕6連勝を狙って望んだ第6戦モナコGP。
ワールドチャンピオンを狙うN・マンセルさんですが、ここモナコは一度も優勝していません。
しかも、このレースはモナコGP50回記念でもあります。
A・セナさんに28秒の差をつけて独走しているN・マンセルさん。
誰もが、N・マンセルさんの初優勝だと思っていた残り8周。
タイヤのエアー漏れを感じて、まさかのピットイン。
この突然のピットインに慌てるウィリアムズのピットクルー。
この間に2位を走っていたA・セナさんがトップに躍り出る。
動画が消されてしまいましたので、総集編になりますが・・・
YouTube: F1GP総集編 1992 モナコGP (セナの大逆転)
This is Monaco GP.
1993年。前年のチャンピオンN・マンセルさんが引退し、セカンドドライバーR・パトレーゼさんも移籍。
当時最強マシンのウィリアムズ・ルノーの2つのシートは空席になりますが、このシートにはA・プロストさんが座ってしまいます。
ホンダがエンジン供給から撤退。
明らかにマシン性能ではウィリアムズどころかベネトンにもリードされている中、第3戦ヨーロッパGP。
雨のドニントンパーク・サーキットのオープニング・ラップでA・セナさんの凄さを見せ付けられました。
予選4位からの決勝レース。
YouTube: F1 1993 ドニントン の Ayrton Senna
This is Aylton Sena.
1994年。A・プロストさんが引退した後に3年越しの希望が叶い、A・セナさんがウィリアムズ・ルノーのシートに座ることになります。
この年からハイテク禁止となったマシン。開幕からはなんとなく異様な雰囲気が漂っていました。
私はA・セナさんの事故については翌々日に知りました。
そのときにはまだ信じられませんでしたが、家に帰ってビデオを見ると、レースのシーンではなく、実況の三宅アナと解説の今宮純さんが涙ながら話をしている姿を見て、ようやく現実を感じました。
あれから約17年。
YouTube: 映画『アイルトン・セナ ~音速の彼方へ』予告編
この映画(私はDVD購入ですが)と共に、自分のヒーローが心に戻ってきた感じがしました。