会社員は「名刺(会社の名前)で仕事をするな」と言われます。別に自分が偉いのでもなく、会社が偉いのでもないのですよね。残念ながらそれをはき違えたりすることが多く見受けられます。
プロ野球のスカウトも同じことだそうです。
今年のプロ野球ドラフト会議で九州共立大の大瀬良大地先週を競合によるくじ引きで引き当てた広島東洋カープの田村恵スカウト。話は少しそれますが、菊池雄星選手が高校三年の夏の甲子園に出場した時に、この大瀬良選手を観ていたのです。太郎に言われるまで忘れていました(言われても記憶にない)。
さて、この田村スカウトはくじを引き当てた後のインタビューで涙ぐんでいて、言葉に詰まっていたのが全国放送でも流れました。
この大瀬良を高校時代からずって見て来ており、それだけに恋人のように思い入れは強かったに違いありません。
選手冥利につきますよね。
さらにオーナーがの田村スカウトをくじ引き役に指名するという決断も見事な采配です。
そして目に涙。この田村スカウトの誠実な人柄が見えたような気がします。
ドラフトで指名され、チームに入団することも結局は人と人との関係。絆と縁があってのものです。
半ば強引なこと(栄養費?)もやっていると噂されることもあるスカウト活動ですが、そもそも12球団一の貧乏球団とも言われるカープとしては、お金がなくても誠実さと情熱で選手を獲得し、何年も育てて来ています(その後FAで移籍してしまいますが)。
最近(以前からも?)涙を流せるような内容の仕事をやっていないことに反省。
謙虚にです。
(速報;井端選手は読売ジャイアンツに決まったそうです。近日中に発表です(6時))