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2021/12/26 「新人戦」九州ジュニア(U-11)サッカー大会 福岡地区ブロック大会 決勝トーナメント結果

2021-12-26 23:28:09 | 大会
12月25日(土)および26日(日)、西部運動公園&平和台陸上競技場にて5年生の最も大きな公式戦、通称「新人戦」、九州ジュニア(U-11)サッカー大会の福岡地区ブロック大会決勝トーナメントが行われました。




ご対戦頂きました皆様、ありがとうございました!








【結果】

◆1回戦

福岡西U-11 2(1-0,1-0)0 福岡壱岐FC


◆準々決勝

福岡西U-11 3(1-1,2-1)2 今宿


◆準決勝

福岡西U-11 0-0 PK0-2 ルーザ福岡


◆3位決定戦

福岡西U-11 2(0-0,2-0)0 東福岡



この結果、2月に開催される『新人戦』九州ジュニア(U-11)サッカー大会 福岡県中央大会へ福岡地区第3代表として臨むことになりました。









~振り返り~

11月下旬に開催されたプレミアリーグU-11でアビスパ相手に10失点、続くカメリアに5失点にて大敗した1カ月前。(11月25日と12月1日のプレミアリーグの記事参照)

本来であれば新人戦は毎年9月開催。その9月に向けて7~8月で上げていくんだけどコロナ禍ということもあり今年のスケジュールは大幅変更。新人戦は12月開催となるも9~11月は最大のビッグイベント「全日」があるので、比重は必然的に6年生に大きくなり5年生の準備になかなか時間が割けなくなったのは事実。しかも今年は新人戦の結果で来年の春から始まるU-12リーグの1部・2部・3部を決めるというオマケつき。これは今年の「新人戦」が、6年生の一年間にも大きく影響してくることを意味する。なので、この12月にどうもっていくか、12月の終わりにどう終わらせるか、チームマネージメントとしては非常に重要だった。

で、その上で5年生全体の課題、選手個々の課題、成長するために必要なことは?・・・・な~んてことを考え、11月のプレミアリーグは勝っても負けても選手自身に考えさせる「気づき」を与えるきっかけにするゲームと位置づけ、ある意味、苦みを飲み込みながら進むことを決めた期間だった。

それはすべては「新人戦」につなげるため、「新人戦」の期間に成長させていくため・・・に。


◆予選リーグ

⇒初戦ならではの変な緊張感もあったものの、逆に「新人戦や!」という新たな気持ちで臨む姿勢もあり、全員に前向きなメンタリティーを見てとれた。なので誰が出場しても、もちろんミスはあるものの、意欲的にプレー出来ていた。


◆決勝リーグ

⇒1部入りがかかったラウンドとして、決勝リーグの3試合は、1試合目を準々決勝、2試合目を準決勝、3試合目を決勝として臨んだ。ここまで良い&苦々しいを含めたいろいろな話を云い伝えながら進んできたプレミアリーグからの3週間。逆境に弱かった5年生メンバーだったが3試合目でみせた2点差からの選手たち自らのアクションに、少し成長と手応えを感じ、そして逆転できた姿を見せられ、大きな可能性を感じた。


◆決勝トーナメント1回戦

⇒県大会出場をかけて同じ1部入りを果たしたチームとの対戦。ここまで準備の一環で取り組んできた内容の濃さ(平日の厳しい練習と週末の試合に付け加え、平日ナイターゲームでアビスパ・カメリア・BUDDY・サガン鳥栖と非常に強度の高いゲームをこなしてきた経験値)と選手たちの雰囲気に、対戦相手をリスペクトした上で相手がどうこうではなく、自分たちの積み重ねてきたものに大きな自信を持って臨めたので良いゲームになることに確信が持てた。逆境に弱かった5年生だったけど、この日の強度の高いゲームにも逃げることはせずに身体を張りながらしっかりとプレー出来たように思う。ただし、内容については「頑張れた」だけで、自分たちの特徴を出すには至らず・・・・このような激しいゲームでも自分たちの特徴を出せるように・・・というところが今後の大きな課題となった。




「県大会に行きたい」という願望的な想いと「県大会に行く」という意思決定している想いとでは、まったく異なることを伝えた。「行きたいな~」では弱く、「行く」と決めている想いには敵わないと。「行く」と決めているわけだから、次に来るのは「じゃ~どういうふうにして行く?」というところにフォーカスできる。目標を達成するためには「~したいなぁ」ではなく「絶対に~する」と強く意思を持ち続け取り組むことが必要だと強く感じている。もちろんいろいろな考え方やロジックがあるだろうから、それが全てではないのは百も承知の上。そんな話を、試合前に、戦術や動き方、戦い方の確認をそっちのけで昏々と云い伝える(笑)やっぱり『想い』は大切です。







◆決勝トーナメントファイナル

⇒県大会への切符をつかんだその夜、つまりファイナル前日の夜、このトーナメントファイナルに臨むにあたって、まずは「優勝したい」ではなく「優勝する」と決めてあれやこれやとシュミレーションしてみた。その結果、準々決勝の大きな壁を「20名を全員出して勝つ」と覚悟を決めて眠りについた。理由は・・・別に県大会出場が決まったから・・・・とかそんなふわ~っとしたことではなく、今後のこと、年明けからのことを考えると、日ごろは20名が一緒に練習しているわけだから、20名全員が同じ想いを共有することが必要で、限られたメンバーだけ進んでも、練習でのクオリティ・・・とくに「意識のクオリティ」は上げられない。ここのポイントが何より一番で、本当にこの部分が全て。




相手をなめているわけでもなく、普通にやっても非常に厳しい難しいゲームになることがほとんどだから、20名全員出したら・・・・そりゃ~簡単にはいかんし、厳しすぎる内容になるのは明らか。

メンバーを事前に念入りに検討し、まずは15分ある前半を半分にわけ、7分・7分でメンバー総替えで戦う・・・これでまずは14名が出場。20名のうち一人はGKなので、フィールドは残り5名。この5名は後半に出場。これで20名全員出場・・・というプランで行くことを決心し、あとはしっかりと「勝つ」だけと覚悟を決めてピッチに送り出す。試合は・・・案の定(苦笑)、防戦一方。お世辞にもうまいと言えるプレーは極わずかだったけど一人一人が自分の出場している時間を責任を持って預かり、そして次の仲間にバトンを渡していた。う~ん・・・いつも言ってきたけど「やっぱな、お前らさ、やれば出来るやん!!」と笑顔で云うと、みんんなそれぞれ笑顔で返してくれた。




試合は前半10分あたりに素晴らしいセンタリングを、これまた素晴らしいヘディングで合わせられ失点。

でも、試合前に「大丈夫!今のお前らなら頑張れば後半に2ゴールは絶対に獲れる。だから前半0-2で折り返してきても何とかなる。つまり最悪でも1本目のメンバーが0-1、2本目のメンバーも0-1、合わせて前半0-2で折り返しても大丈夫やから!ま、その理屈でいけば0-0なら、後半勝つし、逆にリードして折り返せば、確実に勝てるね!笑」と言葉の魔法をかけておいたから(笑)、まったく慌てる様子もなく、逆に本当に一度きりしかなかったワンチャンスを突破して同点ゴールをゲットして折り返してきた。

内心・・・すげ~!!!なんだコイツら!!!爆笑・・・・的な感じやったな(笑)

そして迎えた後半、これまた見事なFKを叩き込まれ勝ち越し点を奪われリードを許したが、そこから何とか2ゴールをゲットでき逆転勝利。

内心・・・えらい逞しくなってきたな~、子どもたちの成長するときってこんなときかな~・・・と感心してもーた(笑)




余談…

試合後、号泣する選手たち。



20年近く現場にいるけどね…


俺自身も、時には笑顔で終われたり、


時には大号泣で終わったり…とね。


今日のこの『絵』を目の当たりにしたときに…そこには確かな『想い』があったと強く感じさせられました。

勝ち進むということは、その分だけの『想い』も背負って行くということ。

その話しに触れられるようになるにはまだまだ先カナ…

勝ち負け云々ではなく、本当に素晴らしい試合をありがとうございました。










そんなこんなで迎えた準決勝。

手応えを掴んだからこそ、今度はあえて選手たちにUPから任せてみる。




う~ん・・・・・あれ?あれれれ????

今度は緩みまくって・・・・準々決勝の試合前のような雰囲気は全くなし。

・・・・・もうホント苦笑い。。。苦笑wwww

試合もけっきょく自分たちの特徴を出せず、終始落ち着かず慌てながらのプレーが多く0-0、そしてPK戦もあまり雰囲気なく入り、あえなく2連続キックを失敗して終了~。




「優勝する」と決めていたから、あとは「どう優勝する?」という一環での、選手のアプローチだったけど・・・・

まだまだ課題克服には時間と経験が必要なんだよね・・・と告げられた試合だったように感じた。






三位決定戦。

先の準決勝の失敗ポイントを選手に考えてもらい、UPから取り組みなおしてみた。

テーマは「自分たちの特徴を出すためには絶対的な覚悟が必要」というところにおいてみる。そりゃ相手あってのサッカーだから、相手は、相手に特徴を出させないぞ!と頑張ってくるわけだから、覚悟もなくふわ~とゲームに入ったら絶対にうまくいくことはなく、自分たちの特徴を出そうにも出させてもらえず、逆に慌てる原因になりがち。だからまずはしっかりとUPで「覚悟」を意識できるかどうかやね・・・と話ながら準備してみた。




試合は我慢の時間が続いたけど、粘り強く辛抱強くプレー出来ていた。そう、「覚悟」を持って取り組めていた。徐々に「下でやる」という言葉を合言葉に、ボールをつなぎ始める。それが功を奏したのか、後半に2ゴールをゲットし勝利につなげることが出来た。

この試合は敢えてあまり交代枠を使わずに、出場している選手、ベンチにいる選手関係なく、今後に向けての1つの「基準」となるようなゲーム・・・内容にしたかったのでメンバーもあまりいじらずに通した。

このゲームを見た選手はどうだっただろうか・・・・?







一カ月前、大敗からリスタートした5年生メンバー。

サッカーにも、サッカー以外にも、まだまだ多くの課題が山積みだらけの5年生メンバー。




それでもしっかりと目標を立てて、突き進んでいるときのその顔つきは・・・・すこ~しだけ、逞しくなりつつある。





全てが一気に良くなるわけでもなく、一気に出来るわけでもない。




チャレンジと失敗の連続・・・そして少しばかりの成功体験・・・・その繰り返しの先に、きっと大きな『成長』が待っているんだと感じる。




きっと、また緩~くなって、油断とスキだらけの時間もやってくる・・・と覚悟しているけど(笑)、その分また良くもなると思っている。






まずはこの一カ月、厳しいことを言われながらも頑張ってきた5年生、優勝を狙った地区大会だけど第三位、お疲れ様でした。



「おめでとう」は2月の県大会にとっておこう。




2021年、「お疲れ様!!!」

2022年、やってやろうぜ!!!!


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