これによっって各キャリアは何処に移動しても※手数料が無料になる訳ですが、いくら総務省からの提言があったとはいえ、半額などの段階を経ずに即無料が実現できたとなると、それまでに得ていた手数料がなんだったのかという疑問が残ります。※同じKDDIを取り扱い、実質的にはUQモバイルと同じJCOMモバイルに関しては発表がありませんが、たぶん近々同様の発表があるでしょう。【発表】KDDI、4月から携帯乗り換え無料にhttps://t.co/vVEqnBV7kS
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 12, 2021
KDDIは12日、携帯電話会社を変更する際に電話番号を移行する番号継続制度(MNP)について、手数料3000円を4月から廃止すると発表した。
とかく日本の各キャリアは新規加入者に対しては手厚いですが、その反面、既存のユーザーに対しての恩恵が少ない気がします。所謂『格安SIM』のMVNOへの移動が多いのも、こうした既存ユーザーへの配慮のなさが原因ではないでしょうか。
今回のMNPにしても新規加入者に対する恩恵であって既存ユーザーには基本関係ありません。勿論、それを利用して他のキャリアへ移動するということもできますが、端末代金の支払いが残っていたりしたら出たくても出られないでしょう。
ただ、最近は回線と端末が別々に契約・購入できたり、端末自体のSIMロック解除も簡単にできる様になってきているので、オークションなどで解除済みの端末を安く手に入れたりロックフリーの端末を新規で購入すればSIMカードの移動だけで済むかもしれません。
斯く言う私もJCOMモバイルを使用していますが、今年の夏頃に契約更新の時期を迎えるので人生初のMNPをしてみようかと考えています。JCOMモバイルも手頃といえば手頃なんですが、トータルで捉えて旨味がなくなってきてしまったのがMNPをしようと思っている最大の要因です。
そこから考えれば、今回の手数料無料は(JCOMモバイルが手数料無料を正式に発表すれば)有り難い話です。いったい何のための手数料なのか判らないものを払う必要がないのですから。
所謂“事務契約”に関わる作業なんて手書きの書類からデータベースに打ち込むくらいだと思うんです。勿論、端末が絡めば端末への設定作業があるでしょうが、それだって慣れた人ならば数分で終わることなんですから、そこに3000円という金額が本当に必要だったのかという疑問は残るんです。
それに、今回の件で無料となったとなれば、それまでに手数料を払って移動してきた新規ユーザーに対して何らかの補填があるべきだと思うんです。例えばdocomoならばdポイント、SoftbankならばPayPayマネー、auならばウォレットなどを用いて補填するべきだと思うんです。
無料にしても商売ができるとなった以上、今後の新規ユーザーとの軋轢を生まないためにも一度しっかりと補填するべきでしょうね。まぁ、総務省からは手数料に関する提言だけだったからやらないと思いますが🙄。