現地の画像を幾つか見てみましたが、これは相当に無茶をしていましたね。どうしてこんな場所にマンションなんて建てたのでしょう。こんなヤワな場所に鉄筋の高層建築物を建てたら当然負荷が地面にかかるんですから、しっかりとしたものがなければ何らかの問題が起きて当然でしょうに。2/05 13:55 日テレ 情報ライブ ミヤネ屋
— JCC株式会社 (@JCC_NEWS) February 5, 2020
速報中継・18歳女性が巻き込まれ死亡・神奈川・逗子市で土砂崩れ発生
神奈川・逗子市で土砂崩れが発生し、歩行中だった18歳女性が土砂に巻き込まれ、死亡。崖崩れ発生現場から中継。現場は、京急・神武寺駅から約300..https://t.co/3RzVQmvXC0
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こうして事故が起き、そして人が亡くなった現実は重いです。そして崖の上にあるマンションも資産価値が落ちるのは避けられないでしょうね。昨年の武蔵小杉での水害と同様に、一度でも襤褸が出ると一気に流れが変わりますから、長期ローンを組んで購入した人たちにとっては地獄の始まりになるでしょう。
日本に於けるマンションの歴史の中で矢継ぎ早に建てられる様になったのは平成に入ってからだと認識しています。それまでは高層建築物といえば都市部が大多数で、郊外では高くても5階くらいの団地がメインでした。
確かに日本の国土を考えれば、そもそもが狭い上に平野が圧倒的に少ないので横に広げることができず縦に伸ばす、即ち高層階にするしか術がないのですが、だからといってバカスカと建てるのは問題だと思うのです。
御多分に漏れず日本は地震大国です。況してや近年には東日本大震災を経験していますから尚更ですし、気候も亜熱帯に近くなり雨が多くなっている訳です。
そんな現実の中で高層建築物を建てるとしても、やはり何処かの段階で線引きは必要なんです。況してや先述したマンションが矢継ぎ早に建てられる様になった頃から日本の経済は傾き続け、とてもマンションは疎か戸建て住宅すら満足に購入できないくらいにまで落ち込んでいるんです。
先日のブログで私は日本のマンション文化は大失敗だと書きましたが、今回の件も大失敗の理由のうちの1つです。軈ては取り壊す運命にあるのに其れに対する構えが何もできていない、とにかく所構わず建てまくれという姿勢は、どう考えても大失敗です。これが大の大人たちが決めたことだと思うと本当に馬鹿馬鹿しく感じます。
これから先も、また何処かで大きな問題が突然湧き上がるでしょう。どれだけ対策をしていようとも自然の前では人間の考えなんて無力です。無理を押せば道理は引っ込まずに我々に襲い掛かるんです。本当に大きなツケを我々は残してしまいました😩 。