後期高齢者医療制度(長寿医療制度)に関するニュースが毎日のように入ってくる。
先日の津山旅行のとき、父が新聞の投書で読んだある方の文章を引用して言った言葉が思い出された。
『若い頃はお国のために死ね(戦争で敵国と戦うため)と言われ、戦後には復興のためお国のために死ぬ気で働けと言われ、そして年寄りになった今、また、お国のために死ね(医療費増加を抑えるため)と言われ、我々は一生死ぬ気でおらんといかんのだ。』と言った。
きっと、国はそんなことを志せと言ったつもりはないだろうけれど、当の高齢者がそう感じるということは、福祉の行き届いた国とはとても言えないだろうと、悲しく思う。
今までお国の為に頑張ってきた高齢者にどんどん負担を大きくして・・・。
高齢者や障害者などの社会的弱者からお金を吸い取って、無駄な所にお金を費やして・・・。
障害者自立支援法だってそうです。
今の日本はホント、腹立たしい制度ばかり作って、お金のある人より社会的弱者の負担を増やす考えしかありません。
政治家や議員等にかかる経費をもっと減らして、無駄な施設や事業を減らしたら、もっと福祉の充実した国になるのに・・・と私は常に思っています。
納得いかないですね。
しかし、恥ずかしながら今頃になってやっと、戦争の頃に生きてきた方々の想いを想像することができるようになり、当たり前のようにある平和は、当たり前ではないことを痛感し、高齢者の方々が生き抜いてきた時代の変化を考えると、高齢者の方々が『現在生きている』それだけで尊敬してやみません。
時代を生き抜いてきた方々のたくさんの知恵を、私達の代にも受け継いでいかなければと思います。(ちょっと話が脱線しましたね・・・苦笑)。