季節の展示コーナーを「正月の風景」に展示替えしました。
芦屋かるた、神戸市かるた、あぼしかるたが必見です。
平成25年、秋の叙勲で杉浦昭典名誉館長が瑞宝中綬章を受章しました。
http://www8.cao.go.jp/shokun/hatsurei/25aki/meibo_jokun/zuiho-chujusho.pdf
【プレイバック史料館だより】という企画で、過去の史料館だよりを紹介していきます。
■第11号(1988年4月30日) 道谷 卓「史料館所蔵の「寛永通宝」について」
「寛永通宝」は寛永三年(一六二六)、水戸の佐藤新助によって造られたのが始まりと言われている。但し、これは幕府発行の「寛永通宝」の先駆的意義をもつものではあったが、性格的には水戸藩の私鋳銭とでもいうべきものであった。
幕府が公鋳銭としての「寛永通宝」を発行したのは寛永十三年(一六三六) のことである。以後、幕府は明治初期までの約二四〇年間に全国に銭座(一六三六年、幕府が銀座年寄秋田宗吾に命じ江戸芝・近江坂本に銭貨の鍛造発行のために設けたのがはじまり)を設け「寛永通宝」を鋳造し、一般庶民の銭貨として親しまれてきたのである。