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好きな物の考察ブログ

好きなものを考察、紹介するブログです。
主にゲーム、漫画、アニメ、その他になるかと

アニメ版BEASTARSを見ました。

2021-06-18 12:39:53 | アニメ
アニメ版を見たのでその感想を書きたいと思います。
内容というよりは全体の作りについての感想です。

あらすじ
中高一貫のエリート学校・チェリートン学園内で、ある日草食獣アルパカの生徒テムが肉食獣に殺されるという「食殺事件」が起きる。
テムと同じく演劇部部員であったハイイロオオカミの少年レゴシは、大型の肉食獣であることに加えて寡黙な性格や意味深な言動が災いし、テム殺しの犯人だと疑いの目を向けられてしまう。
幸いこの疑惑はすぐに晴れることとなるが、結局真犯人は見つからないままであり、学園内に生まれた肉食獣と草食獣の確執のようなものが消えることはなかった。

面白いポイント
このアニメの面白いところは、動物であることを生かした現代社会では受け入れずらいであろう設定をすんなり飲み込めるようになっているとことにあると思います。

学校での食殺(殺人)や、いじめと言ったダークなテーマを通常の人間社会で扱うと生なましい感じが強く、見る側もキツイところがあると思うのですが、動物であることでその動物の特性(肉食獣が草食動物食べたい本能に負けて食殺しちゃうとか)で納得できるかつ、動物という1枚フィルターを挟んだ状態で見える事で直接的なイヤな気持ちを持たずファンタジーとして殺人やいじめを見れるのだと思います。

こういうテーマ自体の面白さは明確にあると思いますが、ダークなものなのでどうしても見る人の範囲が狭くなりがちですが、納得感とフィルターのおかげで幅広い人も見れるアニメになってうると思いました。

話の内容自体も面白いので見ていくうちに引き込まれます。
やっていることは学園ドラマで群像劇なのですが最近あんまり見なくなった印象があります。群像劇自体が古くなってしまったように感じます。

ただ、BEASTARSはただの群像劇ではなく、そこに動物要素がうまく絡められているから新しい形で群像劇が楽しめる傑作だと思いました。
Netflixで見れるので興味がある人は是非。

けもフレ2を見た感想

2019-05-19 10:18:38 | アニメ
けものフレンズ2を観ました。TV放送当時、1話だけ見てあまり好きになれず2話以降見ていませんでしたが、機会があって全話観たので、
今回は2を観て何が気に入らなかったのかを書きたいと思います。2期終了後も炎上していたので気にはなってました。ちなみに私は1は好きでした。

■けもの感が薄い
獣の特徴、特性の部分が1と比べて薄く、獣コスプレしたキャラ止まりに見えてしまっていました。
歩き方しぐさ、言動もほぼ人と変わらず、だれでも知っているようなその動物の特性にしか触れず、戦闘はグーパンチでワンパンで終了。けもの感が薄いコスプレアニメに見えてしまっていました。
フレンズたちの知能が高く設定されているのも違和感がありました。もはや人間と同等かそれ以上の知能があり、けもフレの世界観での人間の特徴は知能が高いところにあるのに、そこの部分が対等に見えることでさらにけもの感がうすれてしまっていたと思います。(それかキュルルの知性がなさ過ぎた)私は1のそういうところが好きだったので残念です。
1では、かばんちゃんが知恵でいろんな問題を解決するシーンがありましたが、2では紙相撲するくらい知性が低い感じになってしまったのがもう5話を見ていて辛かったです。(たぶん、一気見していなかったらここで見るのやめてました)

■オタク向けじゃなくなっている?
オタク会話で火がついて、なんだか子供にも受けた作品だったのに、今回は完全に子供向けになっています。子供では気づかないような内容は入れず、単純明快な話のつくりになっていてクセのない印象です。(本当か?お話が稚拙なだけか?)
1では結構、ギャグ要素がちりばめられたりしていて笑いのテンポも良い感じでしたが、今回はそういうギャグポイントがすくなくギャグ要素のない日常アニメ=おもしろくないになっているように見えました。
1期はオタクが面白さを見出してヒットした作品だと思うので、それを別の客層メインに舵を切ったのは良くなかった要素だと思います。

■キャラの立ち位置が良くなかったと思う
1ではラッキービーストのボスが案内役を務め、その下にサーバル、かばんちゃんがいてそのほかのフレンズはサーバルとかばんちゃんと同じ位置にいる感じになっていました。要は案内役であるボス以外はみんな対等な立場です。
2はサーバルとカラカルがいて、その下にキュルル、他のフレンズはキュルルと同じ位置にいる感じ。そしてかばんちゃんはまた別枠の助っ人枠にいます。
1ではボス以外はみんな同じ立場でみんな友達なのに、2はサーバルとカラカルが頭一つ抜けた位置にいて、その下にキュルルとその他フレンズがいるので全員仲良しの構図になってないと感じました。(サーバルとカラカルだけ強い)
けものはいてものけ者はいないのが、みんなの好きなけもフレなのに、変にヒエラルキーがあるせいでゆがんでしまっているのが残念でした。(イエイヌの件とかサーバルがなんでも拳で解決できてしまうところとか)そこは1を引き継いでみんな対等で優しい世界でいてほしかったです。

■いろいろと決着がつかなかった
恐らく2の2期が本当はある前提で話だと思うのですが、終わり方が中途半端でした。かばんちゃんも出てきますが何をしているのか不明、キュルルが何者なのか不明、ビーストがなんなのか不明、地下火山がなんでああなったのかも不明といろいろと伏線を回収しないままにお話が終わってしまいました。明らかに2期がありそうな終わり方しましたが、さすがに2期やれる雰囲気ではなかったので、真相は闇の中なんですかね…

■3DCGの味がなくなった
個人的には1の低予算感が好きでした。そのなかでもちゃんと面白くなるように工夫がされていて、うまく3Dを使いこなして全然見れるものに昇華されていたと思います。それにあの質素な感じと優しいお話がマッチしていて荒いところも逆に味になっていたと思います。
2は3Dがきれいになっていて動きもきれいでしたが、ただきれいになっただけで1であった工夫されていた部分や、質素だったからこそマッチしていたギャグの部分なんかがなく、ただの3DCGアニメになってしまっていたのは残念でした。(後半のエンディングはひどかったです)

■サーバルのキャラが変わりすぎた
1ではトラブルメーカーのドジっ子でしたが、2では不思議ちゃんになっていました。これも恐らく本物のサーバルじゃなく別のサーバルだったとう展開なのだと推察しているのですが…
流石にメインキャラの性格が何の説明もなく変わってしまっていると、パラレルワールドとか世界戦が違うとか?なのかと考えてしましますが、どっちにせよ、私の知っているドジで元気でいじられキャラのサーバルでなくなったことは非常に残念でした。

■おわりに
監督、プロデューサーのTwitterの問題で炎上しているだけで、そこまでアニメが面白くないわけではないと思っていましたが、予想以上にひどい出来でした。たつき監督の色を消し方向転換したかったのでしょうが1の人気だった部分を潰してなにも足さずに出した感じに見えました。単純に退化した?なんにせよ、引き算したなら何か足してほしかったです。個人的にはもともとのけものフレンズというコンテンツの魅力はそこまでなく、瀕死になって当然のコンテンツだったのが、アニメ絶妙に面白くてヒットしたもので、1のアニメ制作スタッフの功績なのだと思います。本当にアニメ1期はとても面白いものになっていたと思っています。
同時期にやっていた前監督たつき監督のケムリクサも観ましたが面白かったです。正直、監督が代ってもそこまで変わんないだろうと思っていましたが、本当にたつき監督はアニメ作るのうまい人なんだなぁと監督って大事なんだなぁと感心しました。
今回の事件で監督が一つの重要な要素だと世のアニメ好きが気付きを得た事件でもあったのだと思います。
もし続編を作るのなら、2を外伝的扱いにして1の終わりから続きを作ってほしいです。

ゾンビランドサガ

2018-11-25 14:21:16 | アニメ

今回は今期アニメでハマっているゾンビランドサガについてです。

■どんなアニメ?
『ゾンビランドサガ』は、MAPPA、エイベックス・ピクチャーズ、Cygames共同企画による日本のテレビアニメ作品。2018年10月からAT-Xほかにて放送中。ゾンビとして生き返った少女たちがプロデューサーに導かれながら、佐賀県を救うためにご当地アイドルとして活動する様子を描いたオリジナルアニメ。
(Wikipedia参照)

佐賀県が舞台のゾンビがアイドルするアニメです。

■ハマったポイント

●ゾンビの設定を生かせている
今回は死者を蘇生するゾンビの方のゾンビで格世代の女の子をゾンビとして蘇生されています。
幕末の花魁、昭和のアイドル、現代の子役など様々な特徴の女の子が世代を超えて交流します。
これは新しい!と引き込まれました。

●視聴者を楽しませようとするサービス精神がすごい
基本はアイドルアニメで成長ストーリーなのですが、ところどころでのギャグ要素がちりばめられています。プロデューサーの破天荒で笑いを忘れません。
良いシーンでも忘れずギャグ要素を入れ込んできます。オープニングなんかはよくわからないですが、楽しそうな雰囲気だけは伝わってきます。


■まとめ
ギャグ要素強めで新しさとサービス精神にあふれたアニメです。
見た目が苦手でない人は一度見てみることをオススメします。


ガールズ&パンツァーはなぜ人気?

2016-01-19 00:54:45 | アニメ
今回はガールズ&パンツァー(以下、ガルパン)がなぜこんなに人気になったのかを考察したいと思います。

テレビアニメ放送当時、著者ははじめ、ガルパンを見る気はありませんでした。
ですが、知人に勧められて見てみたら、面白くて、すぐに好きになりました。
当時はこんなに人気になるとは思わなかったですが、その頃のオリジナルアニメでは頭一つ分抜けていた印象でした。

早速ですが、著者が考えるガルパンが人気になった理由をとりあえず並べてみました。

①女の子×戦車のマッチングのさせ方がうまかった
②王道のストーリー
③worldoftanksとのコラボ
④聖地・大洗の協力

大体この4つだと思います。一つ一つ説明していきたいと思います。

①女の子×戦車のマッチングのさせ方がうまかった

まずは根本的な部分からです。
そもそも、「女の子」×「戦車」という組み合わせってどうなんでしょう?
これだけ聞くと、面白そうには聞こえません。それどころか、合わさっても面白くなる気配を感じません。

しかし、ガルパンが他のよくある「女の子」×「〇〇」と違かったのは、両方を本格的に描いたところにあると思います。

女の子は女の子らしく、戦車は戦車らしく、どちらも妥協しない独自の面白さを、戦車に乗ることを、
花道、茶道と同じ戦車道という女子のたしなみとして無理やり結びつけたことで、
女の子が戦車に乗るのが当たり前の世界として、女の子と戦車、両方を潰すことなく共存させることができたのではないかと。


②王道のストーリー
蓋を開けてみれば、中身は王道のストリーです。弱小校が全国大会を目指して大会を勝ち上がっていく下克上物語。

スポコン漫画を読んでいるような、ちょっとゆる~い青春ストーリーなわけです。これでもかというくらい、一般受けの良さそうな王道なストリーです。物語として面白く見ることが出来るのです。(ここでハマったが最後ですよ…)


③worldoftanksとのコラボ
「worldoftanks」とは、戦車で戦うPCオンラインゲームです。実際に存在している戦車が登場し、16vs16で対戦する、
本格的な戦車ゲーム。著者も一時期プレイしていましたが、なかなかに面白く、良いゲームです。

このゲームとコラボし、ガルパンのキャラがナビゲーションしてくれるバッチがあったりするわけです。

ガルパンで戦車に興味持つ⇒worldoftanksをプレイ⇒ゲーム自体が面白い⇒ガルパンキャラがナビゲート⇒ハマる

この構図がうまいことできていたのではないかと思います。


④聖地・大洗の協力
とても協力的で、何度もお祭りを開いたりと、とにかく協力的。

これの一番の効力は、朝のニュースで取り上げられて特集が組まれて、一般人の目に入ることです。
流行りもの好きな一般人にいはちょうど良い話題で、普段宣伝や告知をほどんどしないアニメが勝手に告知して広めてくれるわけです。


なにはともあれ、作品が面白いから成り立っている流れではあります。
アニメ自体は面白いのでおすすめの作品です。

攻殻機動隊 stand alone complexのススメ

2015-12-27 12:15:12 | アニメ
今回は「攻殻機動隊 stand alone complex」の紹介記事です。(結構古いアニメですが…)
年末やることがなく、暇な方に一気観するのにおすすめの作品です。
(とても良い作品なので、布教したいです。)


■攻殻機動隊とは?
全世界に熱狂的なファンを有する士郎正宗原作によるマンガ「攻殻機動隊」が、
押井守監督により『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』として劇場アニメ化されたのは1995年。
翌年、それは米ビルボード誌のビデオチャートで一位を獲得し、数々のハリウッド映画に多大な影響を与えた。
この世界的に成功した映画から7年、「GOHST IN THE SHELL/攻殻機動隊」とはパラレルワールドの世界を神山健治監督が描きだしたのが、新作TVシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(略称:攻殻S)である。(参照:公式サイト)

■stand alone complexがオススメの理由
攻殻機動隊は上記に書かれているように『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』、最近だと『攻殻機動隊 ARISE』などありますが、
著者のオススメはstand alone complexがオススメです。

攻殻機動隊は正直、内容が難しくて理解するのが難しいです。よっぽどこういうアニメとか漫画とかに理解が無いと
楽しむことが難しい作品だと思います。

そんな中で、攻殻機動隊シリーズの中で一番わかりやすいのがstand alone complexです。

〇内容が刑事ドラマ風になっている
内容がほとんど刑事ドラマ風になっています。「近未来の警察の特殊部隊のお話」ぐらいのニュアンスで見ても楽しむことが出来ます。
「俺はもっとガチガチのSFアニメが見たい」という方にはちょっと物足りないかもしれません。

〇深い深い人間ドラマ
いろんな境遇に立たされた人間達の人間ドラマがこの作品の最大の魅力。
SFを楽しむというよりは人間ドラマを主観として楽しむことをオススメします。
あんまりSF興味がなくても、人間ドラマが好きな人の方が楽しめます。

〇1話完結型になっている
難しいお話が何話も跨いで続けられると、正直前回の内容が分からなくなったりして、理解が追いつかなかったりすると思うのですが、
この手のアニメには珍しく、1話完結型のお話になっています。そして、1話1話の話の内容がとても濃い物になっています。
良質な短編アニメが26話詰まった作品です。もちろん、大筋のお話「笑い男事件」がある上での話です。

その中でも著者のオススメの回を紹介します。これを見るだけでも興味が沸くと思います。

 2話「暴走の証明 」         …親を思う子の話
12話「タチコマの家出 映画監督の夢」 …感動のお話
17話「未完成ラブロマンスの真相  」…おっさんの恋のお話

この3つは攻殻機動隊の世界を理解してなくても単独で見ても楽しめます。
「ちょっとだけ見てみたいな」という方はこれを見るのをオススメします。


■まとめ
・濃い人間ドラマを楽しみたい方にオススメ
・攻殻機動隊の入門編としてオススメ
・オトナなアニメを見たい人にオススメ

最近は萌えアニメが多いので、こう言う傑作も見てみるとアニメの見方が変わるかもしれません。