フジサキヒロカズ@音楽づくり

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【バンドというものを再びやろうと思えた曲】

2021-05-13 18:54:00 | 日記

2018年の春に書いた「オレンジ鳥の口笛」

https://www.facebook.com/1345160892/posts/10216174136129859/?d=n

(YouTube動画はありません。facebookの動画投稿にジャンプします)


この曲が書けたことが、新しいバンド「音楽表現集団オトカシ」をやろうと思った直接のきっかけだった。バンド活動それ自体が約20年ぶりのこと。


動き出したオトカシはメンバーの自由な出入りを繰り返しながら幾つかのブッキングライブなどで演奏。


しかし、私の嗜好が即興表現にシフトしていくにつれて、曲構成の約束事、担当楽器の役割、メンバー間の日程調整などからもっと自由になりたいと願うようになった。

と同時に、演者と聴衆が分かれている上演型音楽への関心が加速度的に薄れていった(=聴衆不在の、全員参加型音楽への志向が強まっていった)。

この二つが相まって、結果としてバンドとしてのオトカシという集団は溶けてしまった。自分ではそう理解している。


現在は、固定バンドもユニットも持っていないし、参加もしていない。

いま・ここに集った人たち全員で、何の取り決めもなく、あらゆる音楽ジャンルに縛られず、その場でゼロから即興音楽をつくること。これが、私にとってはもっとも自然で、気軽で、身軽で、喜びが大きい。

前回のブログに書いた「全員参加完全即興あいうえおーけすとら」が、その具体的なかたちだ。


このように、物事には紆余曲折があるものだ。一朝一夕に成るものではない。曲を聴きながらこれまでの時間を振り返ってみて、心からそう思う。


◉お知らせ

アルバム『音楽と非音楽のあいだ=日常』を配信&CDリリースしました。

私が書いた11曲を収録、37分。全曲無料で聴いていただけます。ご自身の音楽環境によってプラットフォームを自由に選んでいただけますが、YouTube Musicが聴き勝手が良いようです。

もしよろしければ、しばしお耳をお貸しください。


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【あ、い、う、え、お。】

2021-05-12 16:03:00 | 日記

言語の母音、つまり母の音だけを使うから、曲の題は「母の音」。

これは3年前に書いた、母の音シリーズの2曲目。元の投稿文には試作と書いているが、ここから更に手の加えようがなく、この形で落ち着いた。

https://www.facebook.com/1345160892/posts/10216172420086959/?d=n

(YouTube動画はありません。facebookの動画投稿にジャンプします)


当時のステージでは「母の音1」と「母の音2」を組曲的に繋げて演奏することが多かった。


即興表現にのめり込んでいた私は、この「母の音」という曲から、「和音進行」「メロディー」「ギター伴奏」といった音楽的な背骨を抜き去って、あいうえおだけを使う、という枠組みだけを残して複数人での即興表現を試みた。それが、母の音の一年後に生まれた「全員参加完全即興あいうえおーけすとら」だ。


「母の音」という曲から「完全即興あいうえおーけすとら」へ。すべてのことには端緒があり、逡巡があり、右往左往があり、変形も進展もあり、そしていまも生きている。この曲を聴きながら、これまでに要した時間、歴史に思いを馳せた。


ちなみに「あいうえおーけすとら」は私にとってすごく大切な表現で、今年リリースした最新アルバムの6曲目にも収録した。


 

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私が書いた11曲を収録、37分。全曲無料で聴いていただけます。ご自身の音楽環境によってプラットフォームを自由に選んでいただけますが、YouTube Musicが聴き勝手が良いようです。

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[ミュージックビデオ]イマソトノオトヲ #17「げんかい」

2021-05-11 20:52:00 | 日記

イマソトノオトヲ #17「げんかい」

-2021511日 自宅ベランダにて録音

-藤崎博和:即興作曲、声、ギター、撮影、動画制作

-214



「まだいける。きめるのは、わたし。」


-イマソトノオトヲは、藤崎博和が屋外で即興作曲し、それを録画するプロジェクトです。2018年から断続的に即興を録画したミュージックビデオを制作しています。


-曲の骨となるモチーフだけは大まかにできていて、乗せる言葉はまあ大体こんな方向かなという程度に決めて、曲構成も曲の着地点も決めないままでベランダに座って、音を出してみます。即興ですので、この一回しか演奏していません。ベランダの風景を混ぜてビデオを制作しました。



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2021/05/10

2021-05-10 09:28:00 | 日記

【うれしなみだ】


一年前に書いた「即興音日記#121 さびしうれしなみだ」を聴きながら。


淋しいときの涙と淋しくないときの涙。

味が違う。淋しくないときの涙は嬉しいときの涙と似た味だ。嬉しい涙をたくさん流したい。


いろんなときに涙を流す。

私の中に生まれた大きな感情を、涙の中に溶かして、笑顔や感嘆の声といっしょに私の体の外に出している。


痛いとき、苦しいとき、悲しいとき、悔しいとき、淋しいときは、涙は流れない。私が本当に涙を流すのは嬉しいときだけだ。いま、気付いた。

嬉しい涙をたくさん流したい。


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アルバム『音楽と非音楽のあいだ=日常』をデジタルリリースしました。

11曲収録、37分。全曲無料で聴いていただけます。ご自身の音楽環境によってプラットフォームを自由に選んでいただけますが、YouTubeが聴き勝手が良いようです。

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【だれかとはなしたいのは、いまもおなじ】

2021-05-09 08:29:00 | 日記

一年前に書いた「即興音日記#120 だれかとはなしたい」を聴きながら。


-昨年のこの日、もう新型コロナは私たちの暮らしの中にいた。部屋に篭っていたときに湧いてきた思いは、だれかとはなしたいだった。一年経った今も同じ思いがある。


-以前と同じではないところは、オンラインで会って話せるツールと習慣を手に入れたこと。

変わってしまった暮らしの中で、各自が、いま自分がいる場所で、人としての喜びを得るために自分にできることをしている。

私にできることは、曲を書いて、ギターを弾いて、音楽をつくること。


-人と会って話したいのは、新型コロナ影響下だろうが、そうじゃ無かろうが、まったく変わらないこと。

だれかとはなしたい。

 

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