【ビッグバードプレス】
──機内誌があるなら空港誌もあっていいかも
●概要
羽田空港内で配布されているフリペ。基本的には広報誌に近い位置づけの冊子だが、雑誌的な編集になっている。ウェブサイトには、羽田空港ターミナルをご利用になるお客さまに発信する羽田空港ターミナルのオフィシャル情報マガジンです、とあり、空港内のショップやレストラン、航空会社・交通機関の情報を中心に、イベント情報なども紹介している。
●雑記
ふじポン、実は飛行機恐怖症でして、できるだけ飛行機には乗らずに済まそうと何かにつけ避けているので、ほとんど羽田空港には縁がないのですが、この『ビッグバードプレス』は、会社の同僚が持ってきてくれました。感謝!
空港に限らず、多くの人々が行き交う場…ターミナル駅やショッピングモール、観光スポット、デートスポットなどでは、場内の案内図やイベント案内のリーフレットなどを置いているところが多くありますが、自前で情報誌まで出している例はそう多くないように思います。
情報誌スタイルの媒体となると、利便性を助ける案内図ほどは手に取られませんし、それによって利用者が増えることも期待しづらく、発行したことの効果測定が難しいですから、直接的な効果を求める近視眼的なマーケティングでは、なかなか発行の運びにはならないというのが現実なのでしょう。
ただ、パンフレットや案内図などは商業施設としての設備の1つであり、経済活動を後押しするための媒体であることがあきらかですから、中長期的にその施設なりのブランド価値を上げる効果はほとんど期待できないと思います。それに対し、情報誌や雑誌などの書籍は、多少なりとも文化を担う媒体です。こうした媒体を敢えて発行し続けることが、その場を文化施設としてアピールする手段になる場合があります。文化的な価値を有するということが、中長期的にその施設なりのブランド価値を形成していくことになる、というのは強引かもしれませんが…(汗)
なんにせよ、パンフレットや広報誌は「ここがいいでしょ?」「ここが自慢です」といった売り口上、宣伝文句の羅列ですから、購買や利用を前提にしている人にはダイレクトにメッセージが届くものの、それ以外の層にはまったくリーチしない可能性が高い媒体です。これが雑誌的に編集されたものになると、直接的な宣伝効果は薄れる代わりに、時間つぶしや興味半分で媒体を手に取る新しい層が開拓できます。また雑誌的な記事は、読者に口コミ効果をもたらします。売り口上に対しては斜に構える人も、第三者を間に挟んでの伝え聞きの形になると反発感が薄まり、とりあえず読んでみることが多いのです。
まぁ、実際のところ『ビッグバードプレス』は冊子としてのページ数が少々不足気味で、編集もちょっと広報色が強いのが難点ではありますが、身動きできない機内での時間つぶしや、空港から行き帰りのアクセス中にちょっと読むのに1冊持っていくのにはいい感じです。ダイレクトに広報するだけではなく、こうしたプラスアルファの発信があることで、その施設に興味を感じたり、親近感を持ったり。それだけでこの媒体の価値はあると思います。もう少し面白かったら、より良しですね。
ふじポンの勝手に評価
・編集品質★★★☆☆
・雑誌系度★★★☆☆
・総合評価★★★☆☆
●プロフィール
・冊子名: BIG BIRD PRESS
・発行所: 日本空港ビルディング株式会社(東京都)
・発行サイクル: 季刊
・発行部数: (不明)部
・配布エリア: 羽田空港内
・配布方法: ラック配布など
・冊子仕様: A4版・フルカラー・24P
▼前へ 探検隊の初回へ 次へ▲
──機内誌があるなら空港誌もあっていいかも
●概要
羽田空港内で配布されているフリペ。基本的には広報誌に近い位置づけの冊子だが、雑誌的な編集になっている。ウェブサイトには、羽田空港ターミナルをご利用になるお客さまに発信する羽田空港ターミナルのオフィシャル情報マガジンです、とあり、空港内のショップやレストラン、航空会社・交通機関の情報を中心に、イベント情報なども紹介している。
●雑記
ふじポン、実は飛行機恐怖症でして、できるだけ飛行機には乗らずに済まそうと何かにつけ避けているので、ほとんど羽田空港には縁がないのですが、この『ビッグバードプレス』は、会社の同僚が持ってきてくれました。感謝!
空港に限らず、多くの人々が行き交う場…ターミナル駅やショッピングモール、観光スポット、デートスポットなどでは、場内の案内図やイベント案内のリーフレットなどを置いているところが多くありますが、自前で情報誌まで出している例はそう多くないように思います。
情報誌スタイルの媒体となると、利便性を助ける案内図ほどは手に取られませんし、それによって利用者が増えることも期待しづらく、発行したことの効果測定が難しいですから、直接的な効果を求める近視眼的なマーケティングでは、なかなか発行の運びにはならないというのが現実なのでしょう。
ただ、パンフレットや案内図などは商業施設としての設備の1つであり、経済活動を後押しするための媒体であることがあきらかですから、中長期的にその施設なりのブランド価値を上げる効果はほとんど期待できないと思います。それに対し、情報誌や雑誌などの書籍は、多少なりとも文化を担う媒体です。こうした媒体を敢えて発行し続けることが、その場を文化施設としてアピールする手段になる場合があります。文化的な価値を有するということが、中長期的にその施設なりのブランド価値を形成していくことになる、というのは強引かもしれませんが…(汗)
なんにせよ、パンフレットや広報誌は「ここがいいでしょ?」「ここが自慢です」といった売り口上、宣伝文句の羅列ですから、購買や利用を前提にしている人にはダイレクトにメッセージが届くものの、それ以外の層にはまったくリーチしない可能性が高い媒体です。これが雑誌的に編集されたものになると、直接的な宣伝効果は薄れる代わりに、時間つぶしや興味半分で媒体を手に取る新しい層が開拓できます。また雑誌的な記事は、読者に口コミ効果をもたらします。売り口上に対しては斜に構える人も、第三者を間に挟んでの伝え聞きの形になると反発感が薄まり、とりあえず読んでみることが多いのです。
まぁ、実際のところ『ビッグバードプレス』は冊子としてのページ数が少々不足気味で、編集もちょっと広報色が強いのが難点ではありますが、身動きできない機内での時間つぶしや、空港から行き帰りのアクセス中にちょっと読むのに1冊持っていくのにはいい感じです。ダイレクトに広報するだけではなく、こうしたプラスアルファの発信があることで、その施設に興味を感じたり、親近感を持ったり。それだけでこの媒体の価値はあると思います。もう少し面白かったら、より良しですね。
ふじポンの勝手に評価
・編集品質★★★☆☆
・雑誌系度★★★☆☆
・総合評価★★★☆☆
●プロフィール
・冊子名: BIG BIRD PRESS
・発行所: 日本空港ビルディング株式会社(東京都)
・発行サイクル: 季刊
・発行部数: (不明)部
・配布エリア: 羽田空港内
・配布方法: ラック配布など
・冊子仕様: A4版・フルカラー・24P
▼前へ 探検隊の初回へ 次へ▲