とりあえず雑記

ふじポンのblog ☆ Firefox推奨デス

#34◆R22

2007-03-17 | 土・フリペ探検隊
【R22】
──ブランドが確立してきましたね

●概要
若い社会人男性をターゲットに成功を収めている週刊フリペ、『R25』から派生した、新社会人向けのフリペ。表紙には、新社会人を応援するR25特別版、とある。『R25』の兄弟誌の位置づけで、定期刊行ではなく、特別号として発行されている。

●雑記
『R25』については、以前このブログでも取り上げていますから、もう説明はいらないでしょう(→こちら)。ふじポンの中では、フリペの世界に大規模な商業ベースの世界を持ち込んで成功し、フリペのあり方を一変させてしまったことへの抵抗感と、フリペの持つ可能性を開いて見せたことへの共感が複雑に絡み合う、好きとも嫌いとも言えない媒体です。

ただ、少なくとも首都圏では『R25』が若い社会人の世代をつなぐブランドとしてすっかり認知されているようです。電車の中でこの『R25』を読む人、ラックから取る人とも、町の景色として定着した感があります。

そして、このブランドを核に、少しずつ『R25』が多方面に派生展開されています。この3月末からは姉妹誌の『L25』が月2回刊から『R25』と同時の毎週木曜日発行の週刊になるそうですし、ふじポンがよく利用している京王線の主要駅では、『R25』の特別編集版、京王沿線バージョンが配布されています。

で、この『R22』は、新社会人向けのスペシャルバージョンです。残念ながら入手できていないのですが、どうやら高校生向けの『R17』というバージョンもあるようです。『R22』は表紙のデザインから中身の編集手法まで、基本的には『R25』とお揃いです。もちろんブランド戦略として意図的に揃えているのでしょう。大きな違いは、定期刊行でないということで、ややボリュームがあること。本家『R25』の倍のページ数があり、それにともなって製本形式も中綴じから無線綴じ(針金を使わずボンド留めする製本)に変更されています。

独自企画の記事とスポンサーとのタイアップ記事をうまく織り交ぜ、嫌味のない範囲で冊子の構成をまとめているあたりは、もはや手慣れたものですね。後半のタイアップ記事には、本文として読まされていることが腹立たしい露骨なものもあり、ビジネスありき型フリペの嫌な部分を感じなくもありませんが…。そうはいっても新社会人が読む手軽でライトタッチな会社入門雑誌と見れば面白いですし、新社会人とは既に遙か縁遠いふじポンが読んでも面白い記事がいくつもあり、それなりに楽しませてもらえます。

気軽に読めるフリーの情報源としてブランドを定着させ、女性や異年齢、地域別や目的別へと縦横の展開を見せている『R25』兄弟たち、これからどんな動きを見せていくのか、引き続き目が離せませんね。


ふじポンの勝手に評価
・編集品質★★★☆☆
・雑誌系度★★★★
・総合評価★★★★








●プロフィール
・冊子名: R22
・発行所: 株式会社リクルート(東京都)
・発行サイクル: たぶん特別号
・発行部数: 300000部(らしい)
・配布エリア: たぶん首都圏
・配布方法: ラック配布など
・冊子仕様: A4版・フルカラー・80P+表紙



前へ  探検隊の初回へ  次へ


最新の画像もっと見る