干拓によって国土を拡げていったオランダは、
国土のおよそ 4分の1が海抜 0メートル以下です。
洪水は、オランダを悩ませ続けた自然災害です。
運河を張り巡らせ、風車を利用して排水する ・・
(5月28日、6月28日のブログ参照 )
風車は、自然との闘いの歴史そのものです。
かつて、
オランダ全土には9000基を超える風車があったといわれています。
「ザーンセ スカンス」 には、
役目を終えた風車が象徴的に放置されています。
(7月6日のブログ参照 )
風車のある風景の中、鳥たちが自由を謳歌しています。
動物たちは、自然繁殖にまかせて放し飼いにされています。
『エジプトはナイルの賜物 』 という有名な言葉を著した
古代ギリシャの歴史家 = ヘロドトスは、
こんな言葉を残しています。
『環境が人間を支配するのであって、
人間が環境を支配するのではない。』
紀元前500年、
この時すでに環境という概念に思いを馳せていたことは驚きです。
jfk-world