奴隷制という文化遺産

明るい太陽とは裏腹に、
カリブの島々には奴隷制度という
暗い歴史があります。

サボテンを塀代わりにした粗末な家・・
これは、19世紀半ばに開放された奴隷たちが暮らした家で、
いまは博物館として保存、開放されています。

建物は、この島の奴隷たちのルーツである西アフリカの
建築様式でつくられています。

キュラソーの場合、
奴隷たちは比較的厚遇されていたと伝えられています。

写真のこの粗末な建物の中には、
主人から貰い受けた蓄音機やアイロン、
それに書物などが置かれていました。

ブラジルのサンバ、フレボ、カポエイラ・・
そしてカリブのスティールパンにカリプソのリズム・・
様々なものが奴隷制の副産物として生まれました。

それらはいまや世界ブランドです。

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