
干上がったトッド川を歩くアボリジニの子どもたち ・・
(9月20日のブログ参照 )

アリス スプリングスを取り囲むように広がる乾燥地帯には、
遥か昔 (少なくとも 3万年以上前 ) から
多くのアボリジニが暮らしていました。
(8月24日のブログ参照 )

乾燥地帯といってもすべてが砂漠ではありません。

砂漠の中のブッシュ (低木の茂み ) がアボリジニの居住地でした。

現在、多くのアボリジニは、
オーストラリア政府が管理する保護区に住居が与えられ、
生活保護を受けながら暮らしています。

元々広大な大地で自由の民であった彼らは、
日中は与えられた住居を離れ、ブッシュの中で時間を過ごします。

オーストラリア人社会に
溶け込んで暮らしているアボリジニもいますが、
多くはオーストラリア人とは別の次元で
暮らしを営んでいるように見えます。

アボリジニは独特の世界観を持っています。
すべては平らな大地から始まったとする
天地創造・人類創成の物語り ・・
それは、
英語では 「Dreamtime ドリームタイム 」 と呼ばれています。
いわば 『聖書 』 にあたる物語りです。

アボリジニは、
それら独特の世界観を絵や音楽に託して受け継いできました。
(8月25日、9月3日のブログ参照 )
彼らがいま現金収入を得るために描いているこれらの絵にも、
何か深い意味が込められているのでしょう。

アボリジニの女の子が、
自分でつくったアクセサリーを見せてくれました。
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