「トロルハウゲン」 の家の窓辺に飾られたグリーグの譜面 ・・
ノルウェーの自然を愛したグリーグの魂がそこに宿り、
新緑と清らかな空気を慈しんでいるかのようです。
部屋のあちらこちらにも譜面が飾られています。
グリーグは、ピアノ協奏曲から管弦楽、オペラ、組曲、歌曲と
幅広く作曲し、生涯に400を超える楽曲を遺しました。
私は、譜面が読めるわけではありませんが、
美しい譜面から、美しい旋律を感じ取ることが出来ました。
1865年発表 ・・
アンデルセンの詩に曲をつけた歌曲 『Taaren 涙』 の譜面 ・・
1867年、グリーグは、従妹でありソプラノ歌手であった
『Nina Hagerup （1845年ー1935年） ニーナ・ハーゲルップ』
と結婚します。
結婚の翌年、ふたりは娘を授かりますが、
わずか1才で病死します。
以来、ふたりに子供はなく、ニーナを深く愛したグリーグは、
多くの歌曲を彼女のために作曲したといわれています。
ふたりは、ヨーロッパで度々コンサートを開きました。
グリーグ自身、
ニーナはグリーグが作る歌曲の最高の表現者であると
認めていたそうです。
ニーナもまた、積極的にグリーグの歌曲のプロモーションを
行っていたと伝えられています。
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