Royal Copenhagen
ロイヤル コペンハーゲン
創立の時の正式名称は、
The Royal Danish Porcelain Manufactory
デンマーク王立磁器製造所
世界的に有名な磁器は、
いかにも歴史を感じる工房のような場所でつくられています。
ゲストルームに掲げられている大きな肖像画は、
ユリアーネ・マリー王妃です。
「ロイヤル コペンハーゲン」 の創立者です。
Juliana Maria （1729年ー1796年）
ユリアーネ・マリー王妃は、
奇しくも第 8代ロシア皇帝 ＝ エカテリーナ2世と同時代を生きた
女性です。 （生没年とも同じ。 11月30日のブログ参照 ）
17世紀、中国からもたらされた磁器は、
ヨーロッパの王侯貴族たちを虜にしました。
また、その製造方法は中国が秘密にし、
なかなか明かされませんでした。
様々な研究、試行錯誤の末、18世紀の初めになって、
プロセイン王国 （現ドイツ）のマイセン地方で、
ヨーロッパで最初の磁器がつくられるようになります。
デンマークでは、1775年、ユリアーネ・マリー王妃が
自らの王室で使うために ・・
また、親交のある他国の王室への贈答用のために、
王立磁器製造所を創立しました。
200年を優に超える
「ロイヤル コペンハーゲン」 の歴史の始まりです。
ちなみに、エカテリーナ2世も 「ロイヤル コペンハーゲン」 の
熱烈な支持者だったそうです。
ふたりとも現在のドイツの生まれ ・・
不思議な縁を感じますね。
創立以来、頑なに手づくりの伝統が守られ、
その透明感のある風合いは、磁器の有名ブランドとして、
いまも変わらず世界中に多くのファンを集めています。
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