Caribbean Sea
カリブ海
なんとも響きのいい海 ・・
メキシコ湾の東南、大西洋につながる海域 ・・
世界中の豪華客船が訪れるあこがれの海です。
Christopher Columbus
クリストファー・コロンブス (1451年頃ー1506年 )
イタリア ジェノバ出身 (他説もあり ) の海洋探検家
15世紀、大航海時代のポルトガルが、
アフリカの南端 = 喜望峰を回る
インド航路 (東回り ) を拓こうとしていた時代、
コロンブスは西へ向かう航海を思い描いていました。
1492年、
スペイン王から援助を得たコロンブスは大西洋を西に向かい、
アメリカ大陸発見の足がかりとなるカリブ海に到達しました。
以来、スペイン人によるカリブ海支配の時代が始まります。
アメリカ フロリダ半島の南端、
そしてメキシコ ユカタン半島の東端から
南米大陸ベネズエラの北西沿岸にかけて
およそ 7000以上点在するカリブ海の島々は、
『西インド諸島 』 と呼ばれています。
これは、
コロンブスが初めて上陸したときに見た先住民の肌の色から、
インドに到達したと誤解したことに由来しています。
ちなみに、コロンブスが最初に上陸した島には、
長く過酷な航海を成し遂げた偉業を神に感謝し、
『San Salvador サン サルバドル (聖なる救世主 ) 』
という名前がつけられました。
元々、カリブの島々には、
アラワク族、シボネイ族、カリブ族などの
先住民族 (いずれも南米から移り住んだインディオ ) が
住んでいましたが、
スペイン人による植民地化にともなう奴隷化 (過酷な労役 ) と
持ち込まれた疫病 (ペストなどの様々な伝染病 ) により、
およそ 100年ほどの間にそのほとんどが滅んだといわれています。
17世紀から 19世紀にかけては、
スペインに続きイギリス、フランス、オランダ、デンマークによる
カリブ海の島々争奪戦の時代を迎えます。
(10月 6日のブログ参照 )
その結果、
カリブの島々には様々なコロニアル文化が根付きました。
本来、美しい海と豊かな自然に恵まれたカリブの島々 ・・
そこにヨーロッパ諸国のエスプリが加わりました。
それぞれの島はそれぞれの魅力にあふれ、
世界中の旅人をひきつけます。
日本の豪華客船 パシフィックビーナスは、
個性的な多くの島のひとつ 「セント トーマス島 」 にやってきました。
jfk-world