国王への敬愛の元、トンガの人々は平穏な日々を送っています。
特に、
前国王 タウファアハウ・トゥポウ 4世 (1918年ー2006年 ) への
忠誠心は絶対的なものでした。
(9月 11日のブログ参照 )
国王は国民に篤く、たとえば教育の無償制度などにより、
トンガの識字率はほぼ 100パーセントに達しています。
国を支えているものは、漁業と農業です。
マーケットに見る豊富な食材は、広く海外に輸出され、
トンガ経済の機軸となっています。
(9月13日のブログ参照 )
ちなみに、日本はトンガからかぼちゃなどを輸入しています。
しかし、王様の楽園 トンガにも危機は押し寄せています。
インターネットの普及などで、
グローバルな情報を得た若者の不満が爆発し、
2006年 11月には、死者を出す暴動が勃発しました。
暴動の目的は政治改革 ・・
中でも、選挙制度の改革でした。
(タウファアハウ・ツポウ4世のご逝去は同年 9月 )
以来、戒厳令が発令されましたが、現在は解除されています。
また、トンガ周辺の海水汚染も問題になっています。
トンガ以外の国々の海水汚染や遺棄物が、
海流のせいでトンガ周辺に流れ着くそうです。
また、地球温暖化により、元々フラットな島であるトンガは、
海水位の上昇により、どんどん陸地が失われています。
ブタが潮干狩りをする珍しくのどかな風景 ・・
トンガが、いつまでも楽園であることを願うばかりです。
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